【宝塚記念2016予想】ドバイ帰りのドゥラメンテは買えるか?

6月26日(日)は阪神競馬場で「第57回宝塚記念」が開催されます。春の関西競馬を盛り上げると共に春のG1のラストを飾る上半期の実力ナンバー1決定戦です。例年フルゲートを割れることが多いレースですが、今年はこのまま回避がでなければ実に9年ぶりのフルゲートとなりそうです。

さあ、今回の注目は何と言ってもドゥラメンテが戻ってくることですね。今年3月のドバイシーマクラシックでは落鉄をしながらも2着に健闘しました。間隔は空きましたがドバイ帰りの初戦ということで体調面が何より気になるところです。同じくドバイ帰りのリアルスティールが今月5日に開催された安田記念で11着と大敗を喫し、香港帰りのモーリスも確勝と言われておりましたが1馬身1/4差の2着に惜敗。やはり海外帰りの初戦は過信しづらい部分がありますよね。
モーリスをアタマで疑わなかった人にとっては今回のレースも「また裏切られるのでは?」と不安になってしまいそうですね。中山記念とドバイでは直線のラストがやや甘かったことも余計に不安を掻き立てますし、スタミナ勝負になりがちな宝塚記念は疲れがモロに出る可能性も・・・。秋の凱旋門賞がチラついているだけにここは勝って弾みをつけて挑みたいところでしょう。

さて、不安要素はあると言っても結局行き着く先は全て「状態次第」という結論にいたってしまうくらいに他は問題がありません。遠征の疲れやストレスはもちろんあるでしょうけど、昔に比べて今の日本馬はタフです。海外遠征とは言え今や外国のレースは「挑戦」ではなく単なる「遠征」に過ぎません。日本馬のレベルはそこまで高くなってきており、「距離やコースが馬に向いていてメンバー構成的に勝てる可能性があるなら、日本・海外と区別することはない」という調教師もいるほどです。

ドゥラメンテは初関西輸送となりますが、これまで長期休み明けの中山記念や長距離輸送のドバイなどをこなしていることからもさほど不安視することでもないように思えます。よっぽどの疲れがない限り連は外さないくらいに強い馬であると考えていますので、追い切り・枠順・パドック・当日の馬場で答え合わせという具合に最終的な判断を下したいですね。

ギャンブラーなら切るのがセオリー?

「連は外さない」と自信満々に打っておきながら最終的には馬券から切ってしまう。ギャンブラーな皆さんなら一度はあるのではないでしょうか。

当日のオッズ次第ですが、ドゥラメンテ一本かぶりとなりそうならここは思い切って切るという買い方もアリです。競馬ファンの間ではすっかりお馴染みのAKB48のこじはる(小嶋陽菜)による競馬予想「毎週うまズキッ!」の番組内で発表される3連単5頭ボックスでは中山記念で2.1倍に推されたドゥラメンテをこじはるがスッパリと切っていましたが、こういう買い方もあるということを覚えておきたいですね。結果ドゥラメンテが優勝して馬券は外れているんですけど、まさにギャンブラーな買い方ですね。

一本かぶりになればなるほどノーマークの選手がつっこんできた時に大穴になります。宝塚記念がそうなるかはわかりませんが、資金的に余裕があれば「一本かぶりが崩れた場合のケア」もしておくとなお良いでしょう。