【セントライト記念2024予想】激走期待の穴馬チェレスタ、好走条件揃った
16日はいよいよ菊花賞トライアルの「セントライト記念」が開催。ホープフルS覇者のレガレイラやオークスの4着のクイーンズウォークなど今年も三冠最終戦へ向けてハイレベルなメンバーが揃ったが、今回注目したいのは夏の上がり馬・チェレスタだ。
前走は小倉2000mの1勝クラスを勝ち上がり、初の重賞戦に駒を進めてきた。デビュー戦は3着だったが、不利を受けての3着。さらにその後骨折判明で9ヶ月の休養を余儀なくされてと、デビューから好スタートを切れたわけではなかったが、着実に良化して実績を積んできた。
骨折明け初戦の未勝利戦ではオークス・5着のランスオブクイーンを負かして快勝し、続く1勝クラスはキレ味上位のオールセインツに0秒1差の2着に好走。そして前走の1勝クラスを難なく突破。条件戦でも戦ってきた相手は強く、重賞でも十分に通用しそうな気配はある。
この馬に関しては初の“左回り”がどうかだけだろう。ハービンジャー産駒で血統的には合いそうで、追い切りの時点でも特別不安なところは見せていない。未知の域は超えないが、安定感のある走りから克服してくれる可能性は高いと見る。
今回はスローペースになりそうなメンバー構成で、馬場も内はそこまで悪くならないだろう。中京のコース形態的にも前目優勢と見るのがセオリーと言えそうだ。
これまで走りから立ち回りが上手いことは証明済み。ある程度先行できて持続力と瞬発力も兼ね備えており、どんな競馬にも対応できる能力は持っている。スタートは遅いが二の脚と追走力があり、スローでも上がりが使えている。左回りという点を除けば、中京2000mと今回のメンバー構成は良い条件だ。
実績を考えれば今回は伏兵的な立場での参戦が濃厚で、妙味は十分にある。食い込んでくれば一気に配当も上がりそうな1頭で、ここは激走の可能性も十分あるとふんでおさえておきたい。