宝塚記念連覇のクロノジェネシス、いざ凱旋門賞へ!

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27日に阪神競馬場で行われた「第62回宝塚記念」は、C.ルメール騎手が騎乗した1番人気のクロノジェネシスが、圧巻の末脚を披露し快勝。宝塚記念の連覇と同時に昨年の有馬記念を含むグランプリ3連覇を成し遂げた。

宝塚記念の前走ドバイシーマクラシックでは2着に好走しており、今回は同馬にとって初の海外遠征帰りの一戦で、馬体重が約450キロまで減るなど調整に苦労する面もあった。しかし、レース当日には478kgまで戻し、立て直しに成功。

気になるのは次のレースだが、以前から目標として挙げていた凱旋門賞挑戦がいよいよ現実味を帯びてきた。海外の好走実績あり、帰国後の立て直しにも成功。悪い馬場への対応も問題なしということで、宝塚記念の激走が凱旋門賞への期待をさらに高めるかたちとなった。

(有)サンデーレーシングの吉田俊介代表も、凱旋門賞挑戦については「こういう馬で行きたいと思っていました」と前向きなコメントを残しており、手綱を握ったルメール騎手も凱旋門賞への参戦にOKサインを出しており、「フランスの競馬も合うと思います」と同レースへ高い適性があることを評価した。

今後のスケジュールについては状態を見ながらという形にはなるが、凱旋門賞へはすでに登録を済ませており、詳しい情報は今後クラブの公式ホームページで発表される予定となっている。凱旋門賞は10月3日、フランスのパリロンシャン競馬場で開催予定。日本馬悲願の初優勝なるか、注目と期待が集まる一戦となりそうだ。