【ドバイワールドカップ予想2021】強力布陣のアメリカ勢へチュウワウィザードが挑む

今週はドバイで国際競争が行われることもあり、高松宮記念も含めてG1レースが多く楽しめる一週間となっています。最大の注目となるのが、近年高額化するビッグレースの賞金に押されているとはいえ世界の高額賞金レースの一角を担う優勝賞金が7億円以上となっているドバイワールドカップではないでしょうか。

今年は14頭が出走を予定しており、日本からは戸崎圭太騎手が騎乗するチュウワウィザードが参戦を予定しています。

前走のサウジカップでは見せ場も作れず後方待機のまま終わってしまいましたが、海外挑戦2度目となる今回はさらなる前進を期待したいところです。

日本馬としては2011年にヴィクトワールピサとトランセンドでワンツーフィニッシュを果たして以来、馬券圏内にも食い込めていないレースだけに、チュウワウィザードの走りには注目したいところです。

過去のレースデータをみると、ここ2年はUAE勢が強く、日本で種牡馬入りを果たしているサンダースノーが2連勝となっていますが、アメリカからの参戦馬の相性がよいレースということもあり過去5年では3着以内に必ず食い込んでいます。

過去5年のデータではアロゲートやカリフォルニアクロームが勝利しており、今年はUAE勢がやや小粒な印象もあるだけに、特にアメリカからの参戦馬に注目したいレースとなっています。

明け4歳で7戦3勝でこれまで全て3着以内の安定感を誇るゴーストザッパー産駒のミスティックガイド、前走のペガサスワールドカップ2着で勢いのあるタピチュア産駒のヘスースチームあたりが上位人気を構成しそうですが、前走のサウジカップで5着に健闘しているバティオープラード産駒のスリーピーアイズトッドあたりは、今回もそこまで人気をしない可能性もあり、アメリカ産馬の中では穴馬として推奨したい1頭となっています。

グロリアデカンペオン以来の勝利を狙うフランスからは現在芝・オールウェザーで3連勝中のマニークールがダートコースに初挑戦、さらにウルグアイからも今年はアウフテフィスカルが参戦を予定するなど、多士済々で行われるレースですので、週末を楽しみに待ちたいところですね。