【天皇賞春2019予想】昨年3着のクリンチャー、伏兵扱い覆せるか?

デビュー直後にはポスト武豊と言われるほどの活躍を続けるも、気がつけば中央G1未戴冠のまま中堅に差し掛かってきた三浦皇成騎手。2016年の大怪我から復帰して今年は関東リーディングで戸崎騎手と争う活躍を見せていますが、戸崎騎手が重賞戦線でも活躍中なのに対して存在感で言えばまだまだといった内容です。

重賞制覇はただでさえ簡単なことではありませんが、短期免許の外国人ジョッキーに有力馬の集まりやすい昨今において、平成最後のG1・天皇賞(春)で再度クリンチャーへの依頼が来たのは得難いチャンスと言えるのではないでしょうか。

昨年も同じコンビで3着となっており、菊花賞でも2着と長距離適性には問題ありませんが、阪神大賞典3着から参戦した昨年よりも内容が悪く、今年は伏兵の1頭といった扱いになります。ただ、前々走有馬記念や前走の日経賞を見ると距離よりも中山を苦手としている節も見て取れます。

対して今回は実績のある京都での開催。これまで【2-1-1-0】と馬券圏内を外さない安定感はエタリオウに次ぐものがあります。エタリオウは上位人気が想定されますが、馬券妙味という点ではクリンチャーに軍配があがるでしょう。

天皇賞がフルゲート割れというのは時代の流れを感じ、寂しいものがありますが、欧州遠征を経たクリンチャーが昨年以上の結果を出せるかどうかご注目ください。