【太宰府特別2020予想】帰ってきたココナッツスルー、ハーツクライ産駒ならではの成長力に期待

中央でデビューしたものの思うように勝てず地方へ転厩、その後移籍先で実績を積み重ねて中央に戻ってくるというケースは度々見られますが、最近ではちょうど今週のアルデバランステークスにも登録のあるロードレガリスなどが成功例として挙げられます。未勝利のまま移籍した大井で4戦3勝し、勢いそのままに中央へ復帰してからも3連勝を飾っています。そんなカムバック馬ですが、今週は小倉競馬でも活躍が見られるかもしれません。

ロードレガリスと同じハーツクライ産駒のココナッツスルーが土曜小倉メインレースに組まれる2勝クラスの特別戦・太宰府特別に登録してきました。中央では6戦して2着1回が最高着順でしたが、高知競馬移籍後に2勝をあげ中央へ戻ってきました。復帰初戦は久々の芝コースに戸惑ったか500万下条件を15着と大敗してしまいましたが、次走で同クラス2着まで食い込み、前走ようやく中央初勝利を飾りました。もともとの期待値が低いというのもありますが、斎藤新騎手とコンビを組んで3戦ともに人気を上回る着順を収めています。

まくって進出して粘り込む展開を得意としており、直線の短い小倉コースなので人気の一角を担いそうなメンバー構成となりますが、昇級初戦でも侮れない一頭です。

ジャスタウェイやリスグラシューなど、古馬になって絶対的な力をつけてくることから成長力に定評のあるハーツクライ産駒なので、さすがに現状では目立つ成績こそ残せていませんが、先々重賞戦線で活躍する可能性に期待も込めて注目してみたいと思います。