【中山記念2025予想】1800m巧者のクルゼイロドスル、適距離で本領発揮

日曜の中山メインはG2の「中山記念」が行われます。古馬マイル路線と中距離路線の馬が1800mの距離で競り合う歴史あるレースです。
今年は昨年のマイルチャンピオンシップを制したG1馬のソウルラッシュの出走が決まり、注目度が一気に高まりました。さらに、毎日王冠を制した4歳馬シックスペンスをはじめ、前走で重賞を制した3頭が揃い、マイル路線と中距離路線の激戦が予想されます。
その中で特に注目したいのが、ファインニードル産駒の5歳馬クルゼイロドスルです。6走前の3勝クラス節分ステークスで勝利し、オープン入りを果たしました。その後、リステッド競走の関越ステークスを制しましたが、重賞では12着、8着、7着と、壁にぶつかる結果が続いています。
注目するポイントは、中山記念の1800mという距離です。オープン入り後のクルゼイロドスルは、重賞では結果が出なかったものの、オープン競走では2戦して1勝、4着と安定した成績を残しています。そして、その2戦はどちらも1800mのレースでした。一方、重賞ではマイル2戦、2000m1戦という結果でした。これらの成績を見ても、クルゼイロドスルには1800mがベストディスタンスであることがわかります。
今回がオープン入り後初の1800m重賞となるため、クルゼイロドスルにとって重賞制覇の大きなチャンスと言えるでしょう。また、過去10年の中山記念では、4歳馬と5歳馬がそれぞれ4勝を挙げており、この2世代が8割を占めています。
今回の出走馬を見ると、4歳馬は2頭、5歳馬はクルゼイロドスルただ一頭。少ない世代であるため、クルゼイロドスルに注目が集まるのも無理はありません。
ということで中山記念では、唯一の5歳馬であるクルゼイロドスルが1800mの得意距離で初の重賞制覇を成し遂げてくれることを期待しています。