【JRA弥生賞2025予想】ハイレベルな前走を経たアロヒアリイ、時計比較なら上位の存在

日曜の中山メインは皐月賞トライアルの「弥生賞」が開催されます。
近年は皐月賞へ直行する馬が増えた影響で、弥生賞の出走頭数が少なくなる傾向にありました。しかし、今年は過去10年で最多となる14頭がエントリー。昨年の勝ち馬コスモキュランダ、2着馬シンエンペラーがクラシック戦線で活躍したことで、改めて弥生賞の重要性が見直されたのかもしれません。
そんな14頭の中で特に注目しているのが、ドゥラメンテ産駒のアロヒアリイです。
アロヒアリイはこれまで2戦1勝。新馬戦では1番人気に応えて快勝し、2戦目も1番人気に推されましたが、最後の直線で差されて2着に敗れました。
しかし、このレースのレベルは非常に高いものでした。1000m通過が59秒1というハイペースの中、勝った牝馬ゴーソーファーが追い込みを決めたレースで、勝ち時計は2分00秒7。一週間前に行われたホープフルSの2着馬よりも速いタイムを記録しています。
さらに、ホープフルSの1000m通過タイムは1分1秒4。アロヒアリイのレースは、それよりも1秒以上速いペースで進みました。その厳しい流れの中、中団から徐々に進出し、直線ではゴーソーファーと残り50mまで競り合いましたが、最後に差されてしまいました。
このレースのレベルの高さは、単なるハイペースや勝ち時計だけではありません。ラスト2ハロンが12秒4-11秒5と、ハイペースにもかかわらず終盤でさらに加速している点も重要です。前半の速さに耐えながら、後半でスピードアップできたアロヒアリイの能力は相当なものと言えるでしょう。
G1と1勝クラスでは力関係が異なりますが、単純な時計比較ではホープフルSよりも高いレベルのレースで好走していることになります。この実績を考えれば、弥生賞で強敵が相手でも十分に勝負できるはずです。