【JRA天皇賞秋2024予想】上昇度はメンバー上位のレーベンスティール、力足りるか?

エプソムC、オールカマーと重賞を連勝中のレーベンスティール。エプソムCは59kgを背負いながら完璧な位置取りと文句のつけようのない末脚で差し切り、前走のオールカマーも前が止まらない展開を差し切る完勝ぶりと、上昇度はメンバー上位。

ただ、いずれもメンバーレベルはそこまで高くない印象もあり、秋G1で2勝と勢いに乗る名手ルメール騎手とのコンビということもあり過剰に人気する可能性も高い。今回の舞台は馬の能力が問われる東京の2000mが舞台なので、実際に実力を持っているかどうかという見極めも必要となってくる。結果を出せていない今年の4歳世代は度々レベルが疑われてきており、やはりこの馬もまだ疑いは晴れていないと見るファンも少なくないだろう。

それでも休み明けや海外など敗因がはっきりしてるレース以外はしっかり勝ちきっており、近2戦もたとえ相手レベルが低かったとしても、今までのパフォーマンスは頭一つ抜けており、この馬自身が弱いという理由にはならない。まだ底は見せておらず、まだまだ上へ行っても通用する器はあると見ても良いはずだ。このあたりは評価が分かれそうだが、少なくともG2クラスでは敵なしで、2連勝の勢いと秋は絶好調のルメール騎手とのコンビならG1でも十分に期待できる1頭と言って良い。

馬券外の2戦が根幹距離であるため2000mでは甘くなる可能性もあるが、そもそも1800mと2200mのレースばかりを走っているのでここで距離が長すぎると見るのも早計だろう。香港と新潟大賞典は輸送があったが、今回は輸送もないので走ってくれる可能性も十分にある。

嫌う理由も買う理由もあって、どのファクター重視するかで評価が分かれるレーベンスティール。上位人気は確実なだけに、取捨選択に頭を悩ませる1頭となりそうだ。