【チャンピオンズC予想2024】ラストランのレモンポップ、昨年以上に確勝級か?
秋のダート王者決定戦「チャンピオンズカップ」がいよいよ開催。序盤の登り坂でペースは緩みやすく先行向きの展開となるケースが多く、強い先行タイプから狙っていきたい一戦だ。
今年は昨年の覇者でダートG1・5勝のレモンポップが脚質的にも一番有力視されそうだ。
昨年は好スタートから1000m通過60秒9と芝並みの速さで逃げていき、直線は上がり2位の脚をマークして逃げ切る圧巻の勝ちっぷりだった。今年初戦のサウジCでは12着に敗れたが、ドバイでも負けていることから海外の馬場は合わない可能性が高い。
帰国初戦のさきたま杯を難なく2馬身差で快勝すると、秋初戦の前走南部杯でも単勝オッズ1.1倍の期待に応えて逃げ切り勝ちを達成。国内ではパーフェクト連対を誇っており、やはり日本の砂がベスト。今年は逃げ馬候補が他にヤマニンウルスとミトノオーの2頭程度というメンバー構成となっており、ハナを主張しそうな馬が揃った昨年よりも競馬はしやすそうだ。
状態面に関しても、1週前追い切りでは美浦のWコースで6F79.5-1F11秒5の好時計をマークし、併せ馬に3馬身先着と上々の動きを見せている。年齢からの衰えも少なからずはあり、昨年のチャンピオンズC時よりは力が劣ってきたという印象も受けるが、秋初戦の南部杯を使われて着実に前走以上に状態を上げてきた。
昨年覇者で絶好の舞台、状態面絶好、注目のラストランということで圧倒的な1番人気に推される可能性は高そうで、配当妙味からも正直買い難い1頭ではあるが、さすがにこの条件なら買わない理由は無い。今回がラストランになることはすでに決まっており、レース当日の中京競馬場では最終レース終了後に同馬の引退式が行われる予定。史上2頭目のチャンピオンズC連覇で有終の美を飾ることができるかに注目だ。