【皐月賞2025予想】Cコース替わり&ハイペースならサトノシャイニングで間違いなしか?

中山競馬の日曜メインはクラシック三冠の第一関門「皐月賞」が開催。
無敗でホープフルSを制したクロワデュノール、同じく無敗の3戦3勝馬エリキングあたりは連勝の勢いがあるが、今回注目したいのはきさらぎ賞・1着から参戦するサトノシャイニングだ。
何より評価したいのが前走のきさらぎ賞の内容。デビュー戦は番手、2戦目の東スポ2歳Sは逃げといずれも先行策を取ってきた同馬だったが、前走のきさらぎ賞では中団追走から差し切る控える競馬で快勝。レース後に杉山調教師が「控える競馬が出来たのは最大の収穫」とコメントしているように、差しが決まる皐月賞においては大きな意味を持つ勝ち方だったと言えよう。
というのも、中山の2000mは小回りコースで基本は先行が有利になりやすいコース形態だが、こと皐月賞においては例年前半が速くなる傾向にある。JRA屈指のタフなコースで、ペースが上がれば当然差し馬が台頭してくる。
また、今週はCコース初週で必然的にペースも上がってくる可能性が高いうえに、G1となればそれは尚更。7~8番手くらいまでのポジションで脚を溜めてしまいの脚を伸ばせる馬か狙いたくなる。
きさらぎ賞は前日の雪の影響で時計がかかる馬場となったが、1000m通過は58秒7と馬場を考えればかなりのハイペース。全馬の脚が最後は鈍ったが、サトノシャイニングだけは上がり最速の脚を使ってしっかりと最後まで脚を伸ばしていた。きさらぎ賞の2・3着馬は次走でも結果を残しており、ハイレベルなレースの中で3馬身差の圧勝は価値があると言えよう。
ライバルとなりそうなクロワデュノールはハイペースが未経験で、エリキングも同様に多頭数とハイペースの経験はない。その点を踏まえると、きさらぎ賞でハイペースを差し切ったサトノシャイニングがここは条件的にはアドバンテージありと見て、有力視してみるのも手だろう。