【マイラーズC予想2025】京都コースかつ少頭数なら先行力上位のセオで間違いなしか?

春の大一番へ向けて勢いをつけたいセオは、前走の六甲ステークス・4着からの参戦となる。
その前走では鐙が外れるというアクシデントに見舞われながらも、勝ち馬からコンマ1秒差の僅差。これまで戦ってきた相手もウォーターリヒトやボンドガール、ロジリオンなど決して弱くはない。
近9戦はいずれも4コーナー通過時点で2番手以内をキープしており、先行力の高さは安定感がある。特にここ3戦は坂のある中京・東京・阪神のマイル戦で、いずれも最後に差されての着外。それだけに、平坦な直線が特徴の京都競馬場、しかも開幕週という条件への替わりは大きなプラスとなる。
さらに今回は少頭数で、逃げる可能性があるのはレイべリング程度。スローペースが濃厚な組み合わせで、前が有利な開幕週の馬場状態を加味すれば、セオにとってはこれ以上ない舞台設定だ。すんなりと番手を取り、直線で抜け出して押し切る展開は十分にあり得る。
メンバー全体のレベルは重賞としてはやや控えめで、今回は押し出される形で上位人気に推される可能性が高い。マークが厳しくなる立場ではあるが、展開・コース・馬場すべてが噛み合えば、ここで一変の走りがあっても驚けない。
これまで重賞では勝ち切れていないが、京都金杯4着、東京新聞杯6着と、条件が向かない中でも一定の結果は残している。今回は自身の持ち味を最大限に生かせる舞台。勝ち負けに加わる可能性は非常に高いと見る。