【読売マイラーズカップ2025】「京都巧者」&「展開利大」!絶好条件揃ったニホンピロキーフ
前走の六甲ステークスで7着に敗れたニホンピロキーフだが、巻き返しのチャンスは十分にある。1番人気の支持を受けながらも、スタート直後に他馬から寄られる不利を受け、道中のリズムを崩した影響で、直線では本来の末脚を発揮できなかった。これは明確な力負けではなく、不運が重なった一戦だった。
昨年のマイラーズカップでは、勝ち馬ソウルラッシュ、2着セリフォスというG1級の強豪に次ぐ3着と善戦。重賞でも戦える力を証明している。当時はまだマイル路線への転向途中で、体質も完成途上だったが、現在は筋肉量が増え、完全にマイラーとしてのシルエットが整った。
京都芝1600mでは【1-0-2-1】と安定感を誇り、唯一の着外はG1マイルチャンピオンシップという格上戦だった。今年のマイラーズカップは少頭数で先行馬も少なく、先行してそのまま押し切る展開に持ち込める可能性が高い。加えて、開幕週の馬場傾向も追い風となる。
さらに今回は調整過程も順調で、追い切りではラストまでしっかりとした脚を使っており、状態面の不安もない。展開ひとつで重賞制覇も射程圏に入る仕上がりだ。昨年の再現、いやそれ以上の結果に期待がかかる。