【ダービー卿チャレンジT予想2025】ハンデ55kgでチャンス到来!絶好の狙い目はコントラポスト

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今週の土曜日、中山競馬場で行われるのは、ハンデG3のマイル戦「ダービー卿チャレンジトロフィー」。春のマイル王決定戦である安田記念やヴィクトリアマイルを目指す実力馬たちが集結し、G1出走に向けて熾烈な前哨戦が繰り広げられる。

今年も大舞台を目指す有力馬が多数揃ったが、そんな中で注目したいのが、ルーラーシップ産駒の5歳馬・コントラポストである。

コントラポストは、3走前の3勝クラス・ノベンバーステークスで勝利し、オープン入りを果たしたばかり。その後、リステッド競走に2戦挑み、9着・5着と惜敗。今回は重賞初挑戦となる。

今回課せられたハンデは55kg。出走馬の中で最軽量となっており、重賞実績のある馬が揃った中では当然とも言えるが、実はこのハンデが大きな“運”でもある。

というのも、2走前のディセンバーステークスでは、3勝クラスの快勝を受けて2番人気に推されたが、結果は9着に終わった。ただし、このレースでは展開に恵まれなかった。好スタートを切り5番手の好位に付けたものの、3コーナーで包まれて後方へ下がらざるを得なくなり、直線では進路を探しながらの追い上げ。最後は前が壁になり、脚を余しての敗戦だった。

続く前走・洛陽ステークスでは、直線での激戦の末、5着。着差はほとんどなく、勝ち負けに持ち込めるだけの内容だった。騎乗していたのは初騎乗の国分優作騎手で、その点もあと一歩届かなかった要因と言えるかもしれない。

このように、近2走は展開や騎手とのコンビ経験の面で不運が重なり、本来の力を出しきれなかった。ただ、その結果がハンデに影響し、今回も55kgに据え置かれたというのは大きなアドバンテージだ。他の馬が実績に応じて斤量を増やされる中で、コントラポストは“割安”な条件で走れるとも言って良いだろう。

さらに大きいのが、今回の鞍上が田辺裕信騎手に戻る点だ。田辺騎手はこれまでコントラポストの15戦中11戦で手綱を取っており、この馬の癖や能力を最も理解している。信頼のおけるパートナーが戻り、しかも斤量は最軽量。重賞で結果を残すための絶好のチャンスと言える。

以上の理由から今年のダービー卿チャレンジは、近走の不運と不利を乗り越えたコントラポストが、信頼の田辺騎手との再コンビで重賞戦線に名乗りを上げる一戦になると見て有力視したい。