【新潟2歳ステークス2018予想】逃げ馬には厳しいレースも、ジョディーの逃げ切りVに期待!

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今週の新潟競馬の日曜メインは2歳重賞の「新潟2歳ステークス」です。

マイルという距離に加えて、直線は658.7mと日本一長いですし、多頭数になることも多く、経験の浅い2歳馬にとっては色々と初めて尽くしのレースとなります。新馬戦で逃げて勝ちあがってきたという馬も少なくないのですが、上記の条件からも逃げ切って勝つというケースは滅多にありません。

その証拠に、逃げ馬の過去10年の成績は「0-1-0-9」とデータ的に見ても少なく、新潟競馬場が大改修して左回りで長い直線が新設された2001年まで遡っても、1頭も逃げで勝利している馬はおりません。昨年は逃げたコーディエライトが惜しくも2着に食い込みましたが、勝ち切るには至りませんでした。

そんな逃げ馬が圧倒的に不利な傾向にある新潟2歳ステークスで今回注目しているのは、まさにそんな逃げ馬であるジョディーです。

11頭という出走頭数の中で、前走逃げた馬はジョディーの他にエルモンストロがおり、位置取りが2番手までの競馬をした馬で言えば5頭もおり、展開的にはやはり逃げ馬にはきつくなりそうなメンバー構成でもあります。

それでもあえて逃げ馬のジョディーに注目しているのは、ジョディーの逃げ方に注目をしているからです。逃げ馬にも色々なタイプがありますが、短距離などでとにかくスタートダッシュを決めてそのまま逃げ切る馬がいれば、中距離や長距離で多いようなワンペースで逃げて後続に脚を使わせて逃げ切ってしまう馬など様々です。

ジョディーの場合はどちらかと言うと後者のタイプで、新馬戦の前走を見ても、ワンペースで逃げながらも後続が追いつきそうで追いつけないレースを見せております。スローペースで展開が向いたとも言えますが、残り600mの1ハロン毎の内訳は11.5秒-11.4秒-11.3秒とまさにワンペースであり、さらにラスト1ハロンでは34.2秒を発揮しており、少しずつタイムを速めている=伸びているという点が、強い逃げ馬であることを表しているのではないでしょうか。

今回新潟2歳ステークスに参戦する他の10頭が走ったレースで上がりが3ハロンとも伸びているレースというのは1レースもありません。ジョディーが逃げて作ったペースに、さらに上の回る脚を使うことは、かなり難しいとも言えるでしょう。

ということで、生粋の逃げ馬と思われるジョディーが新装新潟競馬場で行われる新潟2歳ステークスで初めて逃げ切りでの重賞制覇を果たしてくれるでしょう。