【ニュージーランドT2017注目馬】絶好舞台でtakeoff!ダイイチターミナルに注目!

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4月8日(土)の中山競馬場メインは、第35回ニュージーランドT(G2)。3着までにNHKマイルCの優先出走権が付与されるだけに、賞金が足りない組にとっては何が何でもの一戦でしょう。ちなみに昨年の2着ストーミーシー、3着エクラミレネールは、ここで権利を取ってのG1出走でした。

桜花賞からマイルCに向かってくる馬が何頭いるかによりますが、賞金的にここで権利を取らなくても大丈夫そうなのは、2200万のタイムトリップと1900万のボンセルヴィーソの2頭だけで、1150万のタイセイスターリーが当落線上といったところでしょう。それ以下の組は後先考えないわけではありませんが、ここでしっかりと仕上げてくるはずです。

注目馬ダイイチターミナル(牡3、美浦・高市厩舎)も、そんな死にもの狂いの中の一頭。未勝利→小倉2歳S2着の実績はありますが、現在の賞金は1000万。900万組とは違い、絶対に出られないということはありませんが、ほぼ絶望的であり、ここは何が何でも…でしょう。

前走のファルコンSでは、大外を伸びて0秒2差4着。上がり34秒4はメンバー最速であり、差す競馬が板に付いてきました。あの内容なら、1ハロン延長も問題はないはずです。

そして中山コースに移っての後押しとなるのが血統で、母ベルグチケットはウイニングチケット産駒唯一の重賞勝ち馬であり、その重賞勝ちがこの中山コース。父コンデュイットも東京・新潟など速い上がりを要求されるコースは不得手ですが、反面時計の掛かる中山ではマズマズの成績を残しています。

仮にここで権利が取れたとしても、次のG1では力不足の感が否めません。舞台ベストで目一杯の仕上げで臨むここが買いどころと言えるでしょう。