【小倉記念2017予想】穴を開けるのは夏バテ知らずの“アノ馬”?

連日の猛暑で人間はかなりへとへと状態ですが、馬だって動物ですから、例年以上にへとへと状態になっているのではないでしょうか?そんな暑い中、暑い九州の小倉競馬場で行われるのが小倉記念です。

例年難解なレースで、過去10年で一度も1番人気が勝ってない!ということからも荒れるレースと言ってもいいでしょう。今年は出走頭数が過去10年でも少ない方の13頭だけとなっていますが、人気になりそうな馬は疑ってかかった方がいいかもしれません。

そんな暑い小倉記念で注目しているのはスピリッツミノルです。スピリッツミノルは、3歳時にはクラシック3戦皆勤出走するなどトップクラスにいた馬なのですが、古馬になりオープンまで上がってからは重賞の壁に当たっている状況です。過去5戦すべて重賞に出走し最高着順が5着2回あるのみで馬券圏内には一度も入っていません。

まあ相手が重賞、GⅠクラスだったりするのですから、それもしょうがないところですが、春のGⅠを2戦も戦ってきた馬が夏の小倉まで出走するのは、結構まれなことだと言えます。

普通は疲れも心配されるでしょうし、この暑さですからなおさらです。それなのに、この小倉記念に出走するということは、スピリッツミノルがかなりタフな馬で、まだ疲れていないと(厩舎側が判断した)いうことなのでしょう。

そうであれば、むしろ理想的なローテで臨んでくる馬達よりもタフな状態にあるでしょうし、
重賞戦線を闘って揉まれてきたことによる自力強化も期待できるかもしれません。

小倉記念と同じ小倉競馬場で、今とはま反対の季節の2月に行われた小倉大賞典でスピリッツミノルは13番人気で8着に終わっています。その後の結果から人気は上がってこないと思いますが、実はその小倉大賞典では今回も出走するベルーフ、クランモンタナ、ケイティープライドには先着していますし、なによりもこの暑い小倉でのレースです。夏のこの時期でも走れるタフさがあるスピリッツミノルなら、有力馬達をしりめに好走する可能性は十分にあるでしょう。

鞍上の幸騎手は今回で5戦連続でスピリッツミノルに乗ってくれるので、この馬のことは十分に理解しているはずです。小倉記念の他の出走馬で過去3戦以上同じ騎手が乗っている馬は他には1頭もいないのですから、この点もかなりのプラス材料になるかもしれません。

暑い小倉で行われる小倉記念の今年の覇者は、タフなスピリッツミノルが一番似合うのではないでしょうか?