【オールカマー2021予想】一発逆転の穴馬はこれだ！

中山競馬の日曜メインは「産経賞オールカマー」です。地方所属馬から外国馬まで広く門戸を開けた競走レースとして知られていますが、近年は残念ながら地方所属馬の出走が無い状態が続いています。

それでも今年は元地方競馬所属馬ソッサスプレイとマウントゴールドが出走していますので、予想とは別に応援したいところです。今年は出走頭数が16頭と久々に頭数が揃った中、大阪杯の覇者で宝塚記念3着から臨んできたレイパパレがダントツの実績馬として人気を集めそうです。その他、前走でG1を2着に好走しているランブリングアレー、グローリーヴェイズも実績的には上位となります。

そんな中で注目しているのは、6歳牡馬のアールスターです。

アールスターは昨年の小倉記念を制している重賞勝ち馬ですが、その勝利以降は7戦して一度も馬券圏内に入っていません。近走は結果が出ていませんが、今年の中山金杯では上がり最速の脚で伸びて5着と2000mの中山で善戦している点は好材料です。

スローペースでしたが直線は外から差し馬勢が上がってくる末脚勝負に。13番手と後方からでしたがメンバー最速34秒4の末脚を出しての5着は大健闘と言えるでしょう。昨年重賞初制覇を果たした小倉記念で見せた時の強い差し脚を久々に見せてきました。

そして同じく中山の日経賞は9着敗退。敗れはしましたが上りタイムは3位タイと、ラストの直線ではまずまずの末脚を発揮しました。直線にある急坂を上ってからも一瞬グンと伸びていたことから、中山が合うのは間違いなさそうです。

中山競馬場は直線は短い割に、展開次第で差しが決まるケースも結構あります。その原因の大きな要素の1つがこの急坂ですから、そこで末を伸ばせるというのは、中山競馬場で走る上でアドバンテージとなるでしょう。

今回は中山のG2だけあり、中山コース場を得意としている馬も何頭か出走しています。当然その中には他にも上り最速で勝っている馬もいますが、重賞というレベルの高い中山競馬場での末脚を取ってみると、アールスターの末脚はメンバー上位と言えるでしょう。

今回は多頭数に加えてこのメンバー構成ならレイパパレも王道の競馬をしてきそうで、アールスター向きの展開となる可能性は高そうです。ということで今年のオールカマーは、アールスターの一発大逆襲に期待したいと思います。