【アルゼンチン共和国杯2021予想】距離延長が追い風になりそうな穴馬とは?

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近年は堅実な決着が目立っていたアルゼンチン共和国杯だが、昨年は人気薄が2頭絡んで波乱の決着。今年も断然1番人気が予想されるオーソリティ以外は甲乙つけ難いメンバー構成となっており、穴馬の激走も十分考えられそうだ。

中でも穴馬として注目したいのはディープインパクト産駒の4歳牡馬、レクセランスだ。近2走は脚を使えるようになってきており、前走のケフェウスSも6着に敗れたが、2走前の大阪ハンブルクC(3着)が2600mで、3Fの距離短縮と距離が合わなかった印象。ただ、スローペースの前残りという展開で上がり最速の脚を使って勝ち馬と0.4秒差の6着なら悲観する必要はないだろう。今回は2000mから2500mの距離延長、ハンデも据え置きの54kgなら条件は良い。

何より心強いのは同レース全成績が「1-3-1-1」と好成績を挙げている戸崎圭太騎手が手綱を握るという点だ。昨年は6番人気のラストドラフトで2着、2013年は7番人気のアスカクリチャンで快勝と、人気薄をしっかり持ってきている。レクセランスとは今回が初コンビとなるが、ラストドラフトとアスカクリチャンもテン乗りで好走しており、問題はない。

ディープインパクト産駒との相性はあまり良くないレースだが、近親には芝4000mの仏G1カドラン賞勝ちのカスバブリスがいるほか、活躍馬が多くいる血筋。レクセランス自身長めの距離は持っていることから、そこまで不安に感じることもないだろう。

唯一左回りの成績が「0-0-0-5」と結果を残せていない点がネックだが、負けた5戦のうち4戦が中京の舞台で、残り1戦もダービーの一戦なので、まだ狙っても面白いところではある。

今回人気的には実績を考えれば二桁人気までは落ちなそうだが、妙味のある中穴クラスという位置付けにはなってきそうだ。今回のメンバー構成とこの条件なら、激走の可能性は十分。おさえておいて損はない1頭ではなかろうか。