【エリザベス女王杯2021予想】今年は波乱か?激走期待の人気薄2頭とは?

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昨年に続き阪神開催となるエリザベス女王杯。コース替わりで予想のファクターが例年とは大きく変わってきそうな気もしますが、昨年は上がり上位馬が上位を占めており、同じ阪神開催の宝塚記念でも上がり最速馬が勝利。例年通り相変わらず「差し馬」が来ており、先行勢の多い今年も後ろからの馬を中心に狙っていきたいと思います。

中でも最有力視しているのは、今年重賞2勝と本格化してきたテルツェットです。

重賞初挑戦となった今春のダービー卿CTを快勝し、重賞初挑戦にして初勝利を達成。続くヴィクトリアマイルでは14着に敗れましたが、東京の高速馬場と早すぎる展開に泣かされた形。前走函館のクイーンCは緩めの馬場でしっかり脚を溜め、最後は上がり最速の脚で差し切り勝ちと強い競馬で巻き返してきました。

今回は阪神2200mが舞台。2200mは初となりますが、マイルを走ってきたこの馬にとってこの距離のペースは合いそうですし、先行勢が崩れそうなメンバー構成の今年は展開も向きそうな気配十分。馬場も開催6週目でタフになってきており、今の阪神は絶好の舞台です。鞍上も2016、2017年に連覇しているM.デムーロ騎手で、同レースは現在5年連続で馬券圏内とレース相性は抜群です。

実績を踏まえれば今回のメンバーではテルツェットはやや格下扱いとなりそうで、本命馬として狙うには少し冒険する形となりますが、好条件の多さから十分勝ち負けになると予想し、本命視したいと思います。

続いて相手ですが、こちらも差し馬からということで、狙ってみたいのはヴィクトリアマイル・2着のランブリングアレーです。

もともと中距離で期待されていた馬で、先団に取り付いての好位差し、もしくは中団に控えても良い脚は繰り出せるタイプの馬です。距離に不安がある馬が多い中、この馬にとって2200mは好条件と判断します。

前走2200mのオールカマーは7着でしたが、直線で前が壁になり追えなかったのが響いての敗退で、決して力負けではありません。昨年6月にオープン入りを果たし、3月の中山牝馬Sで重賞初Vを飾ると、G1初挑戦のヴィクトリアマイルはグランアレグリアに次ぐ2着に好走と着実に力を付けてきています。阪神は2000mを3戦して1・2着が1回ずつ、残り1回も4着と崩れておらず不安は無し。展開も向きそうなここは好勝負が十分可能でしょう。

人気的には中穴クラスとなりそうな前評判で、馬券妙味もたっぷりな魅力馬です。おさえておきたい穴馬としてもオススメですが、今回は激走の可能性は十分ということで思い切って対抗馬として狙ってみたいと思います。

ということで今年のエリザベス女王杯は、本命テルツェット、対抗ランブリングアレーという高配当狙いの予想で勝負したいと思います。