【フラワーC予想2025】上位人気が盤石も、伏兵も侮れない!穴馬候補を探る

記事「【フラワーC予想2025】上位人気が盤石も、伏兵も侮れない!穴馬候補を探る」のサムネイル画像

今週土曜の中山メインレースは、芝1800mで行われる3歳牝馬限定のG3「フラワーカップ」が開催。クラシックを見据えた有力馬が集結し、春の主役候補を占う一戦となる。

過去10年のデータでは、1番人気馬が3勝、2番人気馬が5勝と、上位人気馬が結果を残す傾向が続いている。ただし、2着には伏兵が飛び込むケースも目立ち、直近3年では9番人気馬や8番人気馬が連対。堅実な決着に見えても、馬券を組み立てる際は人気薄を押さえておくのが得策といえそうだ。

所属別では関東馬・関西馬ともに5勝ずつで互角。ただし、関東馬は人気薄の激走が多く、関西馬は上位人気馬の信頼度が高いという傾向が見られる。また、前走1着馬が8勝を挙げており、勢いを持った馬がそのまま結果を出しやすいレースとなっている。

今年の注目馬では、前走セントポーリア賞で牡馬相手に2着だったミッキーマドンナが挙げられる。芙蓉ステークスでも3着と安定感を示しているが、データ的には「前走2着以下の馬」は苦戦傾向にあるだけに、評価は慎重に見極めたい。

同じく牡馬混合重賞で健闘してきたレーヴドロペラも、芙蓉ステークス2着、ホープフルステークス8着という実績を持つものの、前走6着以下の馬は過去10年で一度も馬券に絡んでいないというデータを覆せるかが課題となる。

対照的に、前走1着馬の中でも注目を集めるのが、パラディレーヌ。つばき賞を勝ち上がり、鞍上には金鯱賞を制した川田騎手が初騎乗。芝1800mを中心に使われてきたローテーションも好感が持て、データ的にも追い風が吹いている。

さらに、話題性十分の一頭として挙げたいのが藤田晋オーナー所有のゴーソーファー。デビュー戦では逃げ切り勝ち、前走の芝2000m・1勝クラスでは追い込み勝ちと、自在性を見せつけた。サフラン賞では最下位に沈んだが、距離短縮と得意の中山コースで巻き返しに期待がかかる。オーナーにとっても牝馬重賞初制覇となる可能性を秘めており、陣営の勝負気配も濃厚だ。

加えて注目したいのが、近年のフラワーカップでは「逃げ馬」の好走が増えている点だ。過去10年で4頭の逃げ馬が3着以内に粘っており、開幕週の馬場も味方につければ逃げ切り勝ちのシナリオも十分考えられる。

勢いのある1着馬を中心に、人気薄の伏兵や逃げ馬の粘り込みにも目を配ることで、波乱を的中させるヒントが見えてきそうだ。