JRA府中牝馬S(2020)は雨が好条件となるあの穴馬に注目

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過去10年の傾向でも述べた通り、このレースは伏兵の台頭が多く、穴馬からでも十分買えるレース。今年も週末土曜が雨予報ということで、素直に実力差だけで決まるようには思えません。

ということで今回は思い切って穴馬から狙っていきたいと思いますが、とくに有力視しているのがサムシングジャストです。前走のクイーンSでは9着と大敗していますが、休み明け、昇級戦、外枠という恵まれない条件の中でも勝ち馬には離されず上がりも3位と健闘しています。

買い要素としてはやや足りない内容ではありますが、今回はレース当日が雨予報ということで、この馬にもチャンスは十分あると見ています。稍重以上は2勝の実績があり、とくに2走前の初音Sでは時計の掛かる馬場の中で早めに動いて長く脚を維持して快勝する強い内容でした。外差し傾向だったこの時の東京で、直線は終始内ラチ沿いで進めて最後まで伸びきっており、この時の松山騎手の騎乗も見事でした。

3走前の新春Sでは3着でしたが、ここでもタフな馬場としては後半にかなり速いラップを要求された展開という中で早めに前へ付けに行って3着に粘れているので、タフな馬場を苦にしない強みはここでも出ています。雨で馬場が渋る可能性が高い今週の府中牝馬Sは絶好の買い時と言って良いでしょう。

また、前走の武豊騎手から主戦の松山騎手に手綱が戻る点も好材料ですし、1週コースの1800mから好走実績の多いワンターンの1800mに戻る点も好材料です。実績的に今回は伏兵的な立場の参戦となり、馬券的妙味はたっぷりありそうです。

ということで今年の府中牝馬Sは、伏兵サムシングジャストを本命視した馬券で勝負したいと思います。