JRA富士S(2020)は3歳勢が危険?今の東京なら“この馬”が狙い目!

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例年豪華なメンバーが集まる一戦で、今年もケイアイノーテック、ラウダシオン、ペルシアンナイトといったG1馬が参戦し好メンバーが揃った富士ステークス。

とは言え、ケイアイノーテックとペルシアンナイトはG1制覇以降は凡走も多く、過去の実績よりも現時点での能力や勢いを重視したいところです。

特に今年は3歳馬が5頭も出走しており、古馬相手にどこまでというところも予想のポイントとなりそうで、すでに古馬を降しているスマイルカナが人気の中心となっています。

NHKマイルCを制したG1馬のラウダシオンは今回が古馬と初対決になりますが、G1馬ということで同じ世代よりも重たい56kgを背負い、斤量の恩恵は受けにくそうです。前走の勝利は展開利があったことも大きく、今回は様子見ということで外して考えたいと思います。

スマイルカナに関しては前走の京成杯AHで古馬を相手に逃げて3着に粘っていますが、好走しているのは全て中山と阪神のみで、東京は2戦していずれも掲示板外に敗退しています。また、過去10年のデータと傾向でも記したとおり、逃げ馬は過去10年で1頭も馬券に絡んでおらず、傾向的に逃げ馬は買いにくいところです。東京コースの不安、脚質の不安があるここはスマイルカナも買いにくいと言えるでしょう。

ということで前置きが長くなりましたが、人気を集めそうな3歳馬に関しては軽視して、古馬から買っていきたいと思います。有力視したいのは4歳馬のディープインパクト産駒のヴァンドギャルドです。重賞は未勝利ですが、2走前のマイラーズCでは直線大外から追い込んで上がり最速32.7秒の脚で3着に好走。大きく出遅れた上に、展開に恵まれなかった不利もあった中での3着は高く評価したいと思います。

出遅れが多いのがネックではありますが、今の差せる東京の馬場は合いそうですし、前走の安田記念から一気にメンバーレベルが落ちるここは巻き返しの期待は十分でしょう。やや渋めの馬場でスタートが決まって、ペースもスローというのが理想的な条件ですが、東京は差しの届く馬場で前日金曜は雨、ペースもミドルが得意なスマイルカナが逃げ馬候補ということで、条件的には悪くないと感じます。

アタマで狙うほどの信頼度があるかと言われると疑問が残りますが、3着内には高い可能性で絡んでくると見てヴァンドギャルド中心の馬券を組みたいと思います。