【函館記念2020予想】穴をあけるのは重馬場巧者のあの馬?

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今週末は函館開催の最終日を飾る「函館記念」が行われます。ハンデ戦に加え、例年最終週に行われることで馬場は荒れやすく、昨年は1番人気のマイスタイルが勝利したものの、過去10年で1番人気が2度しか馬券圏内に入ってないという波乱ぶりです。

今年はダービー馬レイデオロの弟であるレイエンダや、昨年のクラシック路線を賑わしたニシノデイジーと実績馬も参戦してきましたが、両馬とも前走が二桁着順だったこともあって、例年以上に予想が難しくなっています。

そんな中、注目しているのは7歳牡馬のドゥオーモです。ドゥオーモは今年の2月に格上挑戦した小倉大賞典で2着に好走し、オープン入りしました。その後、2戦して新潟大賞典で11着、前走巴賞で9着という結果に終わっています。

近走は凡走が続いていますが、ドゥオーモがオープン入りの賞金を加算した小倉大賞典の2着は高く評価したい一戦です。勝ちタイムは良馬場の1800mで1分48秒3と、小倉1800mレコードの1分44秒1と比べると4秒以上遅いタイムでしたが、その原因は1週前に雨が降り馬場が荒れたことの影響でした。

その1週前にも小倉の18000mで行われた玄海特別に出走しており、ここでは重馬場で1分51秒7というタイムで勝利しました。一番重たい馬場でまるでダート戦のような馬場でしたが、ドゥオーモは1頭だけ違う脚色で楽勝し、強い勝ちっぷりでした。その後勢いそのままに連闘して小倉大賞典で結果を残したのです。

重たい馬場を苦にしない強みは魅力です。洋芝適性についてですが、函館競馬場でも昨年の函館記念の前日に行われた臥牛山特別で捲りの競馬で勝利しています。この時の勝ち時計が良馬場2000mで2分3秒5でやはりかなり時計の掛かる力の要る馬場でした。前走の巴賞ではついていけずに9着と惨敗していますが、洋芝とはいえ、走りやすい軽めの馬場だと走りたくもなかったかもしれません。洋芝でもさらに力を要する馬場なら力をより発揮できる可能性は高そうです。

であれば、開催最終週の函館記念の馬場、しかも先週から今週は雨模様でさらに馬場が荒れているはずです。 ドゥオーモ 向きの馬場となる可能性は高そうです。

ということで、力の要る馬場となりそうな今週の函館記念は、 ドゥオーモ の激走に期待したいと思います。