【JRA函館スプリントS予想】ナムラクレアに対抗できる期待の伏兵馬とは?

今週から開幕となる函館競馬の土曜メインレースに組まれているのは、芝1200mで行われるサマースプリントシリーズのG3「函館スプリントステークス」だ。
実績面ではミッキーアイル産駒の6歳牝馬ナムラクレアが最有力と目されており、高松宮記念2着からの参戦となる。昨年はキーンランドカップからの始動だったが、今年は早めの始動となっており、引き続きルメール騎手が騎乗予定。ただし、別定戦で牝馬ながら57kgの斤量を背負う点はやや不安材料といえ、本番を見据えた仕上げ具合や斤量差を活かした他陣営にも付け入る余地はありそうだ。
賞金加算を狙う立場にあるのが、ダンカーク産駒の4歳牝馬カピリナだ。シルクロードステークス4着、愛知杯3着と重賞で健闘しているものの、惜しくも収得賞金の獲得には至っていない。今回も戸崎騎手が引き続き騎乗予定で、洋芝は初挑戦となるが、2か月半ぶりとなる休み明けではこれまで1勝2着1回と安定した成績を残している。ナムラクレアとの人気差を考慮すれば、単勝でも狙いが立つ存在となるだろう。
次に注視したいのが、52kgという軽ハンデで臨むのが、ニューイヤーズデイ産駒の3歳牝馬ミリアッドラヴだ。これまでダート戦を中心に使われてきたが、今回は初めて芝に挑戦。鞍上には牝馬との相性に定評のある池添騎手を迎えており、一発があっても不思議ではない伏兵候補と言える。
同じくダートから芝に矛先を向けてきたのが、アジアエクスプレス産駒の5歳牡馬ドンアミティエだ。ダート1200mのオープン戦で3連勝中と勢いがある中で、今回はあえて芝1200mに挑戦してきた。斤量は57kgと楽ではないが、鞍上には今年絶好調の丹内騎手を迎えており、父も芝ダート兼用であったことを考慮すれば、激走があってもおかしくない1頭と言える。