【平安ステークス2025予想】展開次第で激走する穴馬はこれだ!末脚勝負で一発狙うバハルダール

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今週土曜日、京都競馬場ではダート1900mのG3「平安ステークス」が開催。特殊な距離の条件であるため、過去10年で1番人気が5勝と人気馬が比較的安定した成績を残している一方で、単勝オッズ100倍以上の伏兵が2度も馬券に絡んでおり、前走で二桁着順だった馬も6頭が好走している。予想を難解にする要素が揃っているレースと言える。

今年もフルゲート16頭に加え、前走で二桁着順だった馬が5頭出走予定と、波乱含みの様相を呈している。そのなかで注目すべきは、前走10着と凡走した6歳牡馬バハルダールだ。

バハルダールは昨年の平安ステークスにも出走し、結果は9着。今年はその雪辱を期しての参戦となる。昨年はミトノオーが逃げ切る展開で、差し馬には厳しい流れだった。しかし今年は先行勢が多く、昨年よりもハイペースが想定される。展開次第では差し馬に有利な流れが生まれ、バハルダールの末脚が活きる可能性が高まっている。

加えて、バハルダールは4走前、同じ京都ダート1900mのカノープスステークスで2着に好走している。このレースでは追い込み勢が上位を独占する前崩れの展開となっており、今回の平安ステークスが同様の流れになれば、再び末脚が炸裂するシーンも十分考えられる。

さらに注目したいのが、今回バハルダールと初コンビを組む3年目の田口貫太騎手だ。重賞勝利こそまだないが、G1出走も果たしており、今後が期待される若手有望株である。特筆すべきは、京都競馬場ダートでの好成績だ。今年の11勝中5勝をこの条件で挙げており、通算でも最も多く勝利している舞台が京都ダート。初重賞制覇のチャンスは十分にある。

バハルダールの決め手と、田口騎手の京都ダート適性。この人馬が噛み合えば、重賞初制覇のシナリオも現実味を帯びてくる。平安ステークスでは、昨年9着からの巻き返しを狙うバハルダールと、若手騎手の田口貫太に注目したい。末脚が嵌る展開となれば、人馬ともに初タイトル奪取の可能性は極めて高い。