【北九州記念2025予想】穴馬候補はこの馬だ!ドロップオブライト✕小沢大仁騎手の反撃に期待

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日曜の小倉メインは芝1200mのハンデ戦・北九州記念が行われる。ハンデ戦かつ多頭数立てという、予想ファンにとっては腕の見せどころともいえる一戦であり、今年も混戦模様となりそうだ。

その中で注目したいのが6歳牝馬のドロップオブライト(父トーセンラー)である。中京競馬場で行われたCBC賞の勝ち馬で、重賞ウィナーとしての格を備える。以降は高松宮記念を含む4戦で馬券圏内に入れていないが、特筆すべきはその高松宮記念で8着と健闘した点だ。名だたるスプリンターが揃った一戦で掲示板まであとわずかという着順は、今回のメンバーの中でも光る実績である。

確かに、前走のオープン戦では3番人気ながら10着に敗れ、成績的には物足りない印象を残した。また、今回は前走で連対している馬が9頭も揃っており、ハンデも背負わされる立場となるため、前評判は高くない。しかし、重賞では人気以上の走りを続けており、ここでの巻き返しは十分に期待できる。

実際、ドロップオブライトは重賞での4戦すべてで人気を上回る着順を記録しており、リステッドやオープン特別よりも格の高い舞台の方が持ち味を発揮できている。今回もその傾向が生きる可能性は高い。

鞍上には若手のホープ・小沢大仁騎手を迎える。ドロップオブライトとのコンビでは、これまでの24戦中15戦で騎乗しており、最も多く手綱を取ってきた“相棒”とも言える存在だ。重賞では幸英明騎手と組むことが多い同馬だが、今回は小沢騎手とともに挑む。

外国人騎手の短期免許参戦が当たり前となった昨今、日本人若手騎手にとっては騎乗機会を確保するのも容易ではない。その中で小沢騎手は、限られた機会の中でも存在感のある騎乗を見せており、今後が楽しみな存在のひとりである。これまで重賞勝利はまだないが、実績あるドロップオブライトとの名コンビで、重賞初制覇のチャンスは十分にある。

予想も展開も難解な北九州記念だが、高松宮記念での健闘が光るドロップオブライトが、小沢騎手にとっての“重賞初V”をプレゼントする可能性は十分。人気は控えめでも、ここは強い気持ちで応援したい一頭だ。