JRA小倉記念(2020)の穴馬は、開幕週の馬場が合うあの馬だ!

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今週から始まる小倉競馬。開幕週で天気は晴れ、良馬場開催が見込めるということで先行力がある馬から目をつけていきたいと思います。また、穴馬の好走も多いハンデ戦ということで、今回は先行力がある馬の中でも激走が期待される穴馬を1頭紹介したいと思います。

その馬はミスディレクションです。前走の尼崎Sを逃げ切って快勝し、6歳にしてようやく3勝クラスで初勝利を挙げました。その前走は逃げて上り2位の脚を使っての快勝で、強い内容の勝ち方でした。

2走前の但馬Sは6着に敗れていますが、勝ち馬ブラヴァスや2着馬のヒンドゥタイムズは重賞でも馬券圏内に好走している実績馬で、レベルの高い一戦だったと言えるでしょう。そんな中で逃げてレースの主導権を握り、直線は熾烈な叩き合いをして勝ち馬から0.5秒差の惜敗という内容でした。

今年の小倉記念のメンバーレベルはそこまで高くないですし、ハンデも54kgと軽めです。逃げたい馬も他におらず、十分通用しそうな条件であると感じます。

小倉コースは、2018年に開幕週に行われた2000mの1勝クラスを逃げて快勝しており、コース実績としてはこの一戦のみですが、同じ開幕週で同じコースを勝っているという実績は心強い材料と言えるでしょう。

前走の尼崎Sのように、スローペースからのロングスパートという競馬が理想ですが、今回は前半から絡んでくる馬もいなそうですし、スローペースとなる可能性は高そうです。あとは主戦騎手を務める太宰騎手の手腕が問われるところですが、前走は好騎乗を見せましたし、同馬の勝ちパターンをしっかり理解している同騎手なら上手く乗ってくれるでしょう。

また、小倉記念の過去の好走馬にはトニービン系の馬が多いのですが、ミスディレクションは父系の3代前がトニービンということで、血統的な観点からも期待したくなる1頭です。

ということで今年の小倉記念は、格がそこまで高くないメンバー構成でハンデ恩恵あり、開幕週の馬場、逃げ馬不在という絶好の条件が揃ったミスディレクションを穴馬におさえて勝負したいと思います。