【鳴尾記念2021予想】激走期待の“穴馬”は、スランプから復活気配のあるアノ馬!

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中京競馬の土曜メインは「鳴尾記念」です。かつては12月に行われていましたが、10年前からこの時期に変更となりました。宝塚記念へのステップレース的な位置づけではありますが、2015年のラブリーデイ以降は好走馬が出ておらず、宝塚記念というよりは夏のローカル戦への準備レースになっている印象もあります。

そんな中今年は、前走G1大阪杯を走ったブラヴィスとペルシアンナイトに加え、G1馬ブラストワンピースなど前走重賞組が6頭と、13頭と少頭数のメンバーを考えるとそれなりの好メンバーが揃いました。

その中で注目しているのは5歳馬ユニコーンライオンです。

おそらく宝塚記念ではなくローカル路線へ進むであろう1頭です。3歳時には神戸新聞杯でサートゥルナーリアの5着、菊花賞にも出走した素質馬ではありますが、その後長らくのスランプとなり4歳時は3勝クラスを6戦して2着が最高、二桁着順が4レースと惨憺たる結果に終わっています。

その後は、約9か月の休みを経て、5歳馬となってからの緒戦は18頭立て中18番人気と最低人気にまで人気が落ちていました。しかし、そこで3着に入る激走をし、前走ではきっちり勝利。久々のオープン入りを果たしました。もともとの素質を考えれば、オープン入りはたやすいと評価できる馬でしたので、長いスランプを脱出してここからようやく本領発揮といきたいところでしょう。

それでもいきなりの重賞というのは厳しいところではありますが、前走の新潟で行われた弥彦Sで2~4着馬が差し、追い込み馬だったレースでユニコーンライオンは2番手から抜け出して快勝。スローペースの差し馬向きレースを見事粘って押し切る強い勝ちっぷりでした。

その粘り、図太さこそがまさにユニコーンライオンの持ち味。3歳時に勝ったレースは全て2,3番手から抜け出しており、久々にこの馬らしい競馬を見せてくれました。重賞は久々ですが、復活Vで弾みの付いた今なら、十分好勝負は可能と考えます。

人気的にもおそらくここは伏兵的な立場での参戦が濃厚。馬券妙味もたっぷりということで、馬券に加えておきたいと思います。