【日経賞2020予想】穴馬は中山OK、重馬場OKのあの馬!

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今週の中山競馬の土曜メインはG2「日経賞」です。関西の阪神大賞典とならび、関東で行われる春の天皇賞に向けた重要なステップレースとなっており、過去10年を見ても勝馬の8割の馬が春の天皇賞へ駒を進めております。

今年はG1馬の出走こそ、ここが引退となるソウルスターリング1頭のみですが、中長距離のG1常連であるエタリオウやミッキースワローに加え、日経新春杯の1着モズベッロ、2着のレッドレオン、前走日経賞と同じ条件のサンシャインステークスを勝利したサンアップルトンなど、春の天皇賞に向けて勢いのある馬達が集結してきました。

そんな中で、今回とくに注目しているのは前走中山金杯で2着だったウインイクシードです。

ウインイクシードは、4走前に3勝クラスを勝利しオープン入りしたばかりの馬です。近走は、前走の金杯を含めて1800m2000mのレースばかりを使われており、今回の出走メンバーは2000m以上を使われてきた馬がほとんどという中で、1800~2000mを主戦場としてきた馬はウインイクシードとソウルスターリングくらいです。

実績面や距離的には不安となりそうなところですが、ウインイクシード自身マンハッタンカフェ産駒で距離は十分こなせそうな血統背景を持っており、3歳時には2000mから2600mを使われており、勝ち切れないまでも馬券圏内には入っている実績があります。当時はまだ力を付けていなかったと考えると、今回の距離延長はそこまで不安視する必要はないという見方もできます。

さらに、今週末は雨予報で重馬場が予想されますが、その点もこの馬にとってはプラスとなりそうです。先行脚質で中山の短い直線でさらには有利となりますし、雨予報で末脚自慢の馬達の切れが削がれるようなら、粘りこめる確率も増えてくるでしょう。母のイクスキューズはマイル路線で活躍していた馬ですが、重馬場の福島1800mで行われた新馬戦で7馬身差の大楽勝で勝った重馬場巧者でしたし、道悪をこなす可能性は十分あります。

中山競馬場との相性面もこれまで9戦と多く経験しており、2勝2着4回(2-4-1-2)と好成績です。今回、出走頭数14頭中9頭が中山競馬場での勝利経験がなく、この中山のコース適性の高さは大きなアドバンテージとなるでしょう。

ということで、日経賞は、中山OK、重馬場OK、距離もOKのウインイクシードがここで初重賞制覇し、春の天皇賞に駒を進めてくれることを期待して応援したいと思います。