【日経賞2025予想】穴党必見!波乱の可能性を秘めた伏兵馬とは?

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今週土曜に中山競馬場で行われるメインレースは、芝2500mの4歳以上オープンG2・日経賞。1着馬には春の天皇賞への優先出走権が与えられるため、多くの実力馬が集結する一戦となる。今年はフルゲート16頭立てでの開催が予定されており、激戦が予想される。

過去10年のデータを振り返ると、勝ち馬はすべて4番人気以内から出ており、上位人気馬が安定した成績を残している。一方、年齢別の成績を見ると、7歳以上の馬は未勝利で苦戦傾向が顕著だ。しかし、5番人気以内であれば2着・3着に絡むケースもあり、完全に軽視はできない。今年の該当馬である7歳牡馬シュバリエローズは、北村友一騎手とのコンビで出走予定。昨年の京都大賞典、ステイヤーズステークスを連勝し、勢いに乗ってこの舞台に挑む。データ上、単勝狙いは厳しいが、当日の人気次第では複勝圏内の可能性は十分にある。

脚質傾向を分析すると、4コーナーである程度の位置を確保できる馬が好走しやすく、追い込み馬には厳しい展開になりやすい。前走着順別の成績を見ると、前走1着馬が4勝を挙げているのに対し、6~9着に敗れた馬も3勝しており、前走の敗戦から巻き返すケースも少なくない。今年の注目馬の一頭、アーバンシックは昨年の菊花賞馬であり、有馬記念では1番人気に支持されながらも6着に敗れた。しかし、データ的には人気でも信頼できる一頭であり、ルメール騎手とのコンビで巻き返しを狙う。

穴馬候補として注目したいのが、菅原明良騎手が騎乗予定の6歳馬マイネルクリソーラ。前走AJCCは9着と振るわなかったが、中山競馬場の芝重賞では中山金杯3着、中山記念5着の実績があり、いずれも人気以上の走りを見せている。課題は出遅れ癖だが、スムーズなスタートを切れれば上位争いに加わる可能性は十分にある。

春の天皇賞を見据えた実力馬たちが激突する日経賞。データを考慮すれば上位人気馬の信頼度は高いが、穴馬の台頭も期待できる一戦となりそうだ。