JRA皐月賞(G1)の穴馬は重馬場適性の高いあの馬?

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中山競馬の最終週に行われる皐月賞ですが、エアレーション導入で馬場改修して以降、皐月賞の時は馬場が高速化する印象があります。

良馬場であれば1分57~58秒台、という高速決着が近年は定番となっておりますが、今週は木曜から前日の土曜にかけて雨の予報が出ており、高速化の可能性は低そうに思えます。

となると、当日はパワーが求められる馬場で末脚はトップスピードの質よりも持続力が求められるレースになる可能性も高そうです。良馬場しか経験していないコントレイルやサリオスの信頼度も低くなりそうで伏兵陣にも十分チャンスはあるのではないでしょうか。

そんな中で今回とくに注目しているのが欧州血統のマル外、ダーリントンホールです。

函館と稍重の共同通信杯で上がり最速を出しているように一瞬のキレというよりは、徐々に加速して長くいい脚を使えるタイプです。タフな追い比べで強さを発揮する馬で、雨の影響で重くなった馬場もこの馬にとっては大きなアドバンテージとなるでしょう。

また、冒頭でこの時期の3歳馬は成長途上で体調が不安定な馬が多いと説明しましたが、ダーリントンホールもまさに成長途上の馬と言える1頭です。昨年秋は当初東スポ杯へ出走を予定しておりましたが、バランスが整わず葉牡丹賞へスライド出走したかたちとなりました。3ヶ月の休養明け初戦でプラス12キロにも関わらず、ハイペースの中山2000mを上がり3F最速の3着ですから非常に濃い内容だったと感じます。

今回はM.デムーロ騎手へ乗り替わりとなりますが、タフな追い比べが出来る馬との相性は良さそうな騎手ですし、「平成の皐月賞男」の異名を持つミルコ騎手なら期待度も高くなります。

ということで、今年の皐月賞は穴馬にダーリントンホールを絶対に抑えておく馬券で挑みたいと思います。