【スプリンターズS予想2019】3つのデータが導く穴馬とは?

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高松宮記念では二桁人気2頭が絡んで三連単449万馬券が飛び出す大波乱となり、スプリンターズSの前哨戦の北九州記念では9番人気のダイメイプリンセスが優勝して波乱を演出するなど、大混戦ムードが漂う今の短距離界。

スプリンターズSの過去10年のデータ・傾向でも記したように、スプリンターズSも波乱傾向が強い一戦です。穴馬の激走には十分警戒する必要があります。ということで、今回は過去データや過去の好走馬の例を参考に“激走が期待される穴馬”を探していきたいと思います。

■穴馬は「牝馬」が多い?!

過去10年の人気別データを見ますと、「7~9番人気」(0-1-7-22)が穴を開けるケースが目立ちます。とくに3着は7回と多く、この7頭のうち5頭は牝馬でした。昨年2着に入着した11番人気のラブカンプーも牝馬でしたし、同じく牝馬で10番人気のダイメイプリンセスも3着馬とクビ差の4着に入着しており、人気薄の牝馬が健闘するケースが目立ちます。

■「5歳馬」は人気に限らず要警戒!

過去10年では、「5歳馬」が勝利数・連対数・3着内の回数が最多で好成績を挙げております(4-5-3-37)。このうち3着に入着した3頭は全て「8番人気以下」の馬でした。人気薄でも5歳馬なら警戒しておく必要がありそうです。

■前走が「キーンランドC」だった馬

馬券に絡んだ「7~9番人気」の全8頭のうち(0-1-7-22)、半分の4頭は前走が「キーンランドC」だった馬でした。過去10年の傾向ではセントウルS組が一番好成績を挙げておりますが、8頭のうち前走がセントウルSだった馬は2頭となっており、穴馬に関してはキーンランドC組の方から出やすい傾向となっております。

■該当馬:「リナーテ」

今年の出走予定馬の中で上記の条件全てを満たしているのは「リナーテ」のみとなっております。

今年のスプリンターズSは、キーンランドCの勝ち馬ダノンスマッシュをはじめ、セントウルSの勝ち馬タワーオブロンドンや、高松宮記念の勝ち馬ミスターメロディ、セントウルSの2着馬ファンタジスト、北九州記念の2着馬ディアンドルなども人気を集めそうです。重賞未勝利のリナーテは少なくともこの下に評価されるである可能性は高く、ある程度の馬券妙味が期待できる1頭となるのではないでしょうか。

リナーテは前走のキーンランドCで3着。勝ち馬のダノンスマッシュとの差は詰めきれませんでしたが、2着のタワーオブロンドンとの着差は僅かで、強い3着であったと感じております。今回強いメンバーがさらに増えますが、データ的にも多くの条件が当てはまるリナーテは警戒しておく必要がありそうです。