【注目新馬】良血牝系のリアルインパクト産駒デイトンウェイ

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栗東・野中厩舎といえば、最近ではインティを代表として、大事に使われつつ古馬になってから目が出てくるケースの多いイメージがある厩舎ですが、今週のメイクデビュー新潟に登録のあるデイトンウェイは早い段階から活躍が期待できるかもしれないため、今回注目してみたいと思います。

父は今年んNHKマイルカップ勝ち馬ラウダシオンを輩出したラストインパクト、母はビバリーヒルズ、母の父はスニッツェルで、ラウダシオンと同じシルクレーシングの所有馬です。

母のビバリーヒルズは競走馬時代に芝の1200mで2勝を挙げており、父、母の父を見ても、芝マイル以下を狙ってつけられた配合と思われ、デビュー初戦にも1200mを選択してきました。

短距離色の強い配合ですが、伯父にはマイルCS、天皇賞(秋)を勝利したカンパニーや、アルゼンチン共和国杯を制したレニングラード、さらに3歳重賞の毎日杯を勝利したヒストリカルといった3頭の重賞勝ち馬がおり、一概にマイルが上限とは言い切れない血統背景となっています。

昨年はキズナ産駒が競走馬デビューをし、芝・ダートを含め幅広い距離適性で活躍し、ディープインパクトの後継種牡馬として名乗りを挙げましたが、活躍馬の母数こそ少ないものの、G1馬を輩出したという意味ではリアルインパクトも負けていない存在ではあります。

現役で活躍しているディープインパクト産駒もまだまだいるため、ディープインパクトの後継争いは長く続きそうですが、父自身が得ていた良血の繁殖牝馬を受け入れられるかどうかは、成功への一つの指標となることでしょう。

父リアルインパクトの活躍も含め、今回出走のデイトンウェイの走りはぜひ見届けておきたいですね。