【スワンS予想2018】安定感が魅力のデアレガーロ

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マイルチャンピオンシップを狙う馬達が大挙集結するスワンステークス!と言いたいところですが、集まったのは11頭と寂しい頭数。もう一つのトライアルで先週行われた富士ステークスの方は18頭立てで豪華なメンバーも揃っていただけに、余計に寂しく感じます。

しかし、メンバーにはG1馬が2頭と富士ステークスよりもG1馬の数は多いです。

G1馬は今年の安田記念を勝ったモズアスコットと、昨年の桜花賞を勝ったレーヌミノルの2頭。近走は凡走が続いておりますが、2016年のNHKマイルCで2着に好走したロードクエストなどもおります。ただ、全体的に重賞馬が少なく、過去の実績を遡っても重賞ウイナーはモズアスコット以外は3頭のみで、桜花賞を勝ったレーヌミノルは桜花賞の勝利以来9戦馬券に絡んでおりませんし、重賞2勝のロードクエストはオープンで2着3着が一度ずつあるものの重賞では8戦馬券に絡んでおりません。残った1頭であるシンザン記念の覇者グァンチャーレもオープンでの馬券圏内はありますが、重賞では力不足を感じざるをえない状況です。

1番人気は、11戦8戦が2着以上と安定した走りを見せ、前走で安田記念を勝ったという実績からも、モズアスコットで間違いないでしょう。

モズアスコットの相手探しということで注目するなら、デアレガーロに注目です。デアレガーロは、G3・2着があるだけで実績的にはあまり他の馬と変わらないのですが、魅力なのはその"安定感"です。これまで12戦して5勝2着1回と勝率は4割以上、連対率は5割と安定しています(5-1-0-6)。

今回スワンステークスに出走する11頭の戦績を見てみると、11戦5勝で連対率7割を誇るモズアスコット(5-3-0-3)以外の中では、抜けて安定した成績を残していまです。桜花賞馬レーヌミノルは16戦して3勝(3-2-1-10)連対率は約4割で、重賞2勝のロードクエストは20戦して3勝(3-3-2-12)で連対率は約3割。グァンチャーレは33戦して3勝(3-8-4-18)で連対率は約3割と安定感はイマイチです。他馬と比べればデアレガーロは比較的安定感がある馬と言っていいでしょう。

もちろん、重賞ではないので相手が強くなかったからというのも間違いではないのですが、相手に関わらず安定して走れるというのも間違いではないでしょう。さらに、相手が多少強くなっても安定感のある馬は相手なりに走れたりするものです。

ということで、11頭立てで行われる今年のスワンステークスはモズアスコットの1強で仕方がなさそうですが、相手には安定感においてはモズアスコットに次ぐデアレガーロが実績馬を押しのけて好走してくれると思っています。