【ターコイズS2017予想】ディープジュエリー、脚質転換で素質開花か?!

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今週の土曜日中山競馬場で行われるのが、牝馬限定のハンデ重賞ターコイズステークスです。牝馬重賞として確立されたのが2015年ということで今回第3回となる比較的新しい重賞ですが、ハンデ戦の牝馬限定と荒れそうなイメージの通り。一昨年の第1回は三連単で295万円を超えるかなりの荒れ方をしています。

今年もトップハンデが55kgのアスカビレン、デンコウアンジュ、ラビットラン、リエノテソーロと言った牝馬G1戦線にも出走してきた馬達から、最軽量は48kgのリーサルウェポンまで斤量差7kgと如何にも荒れそうなハンデ感となっています。

そんな中で今回注目しているのは、ハンデ51kgのディープジュエリーです。ディープジュエリーはデビューから3連勝と好調のスタートをきったディープインパクト産駒です。順調にオープンを勝ち重賞までの出走はスムーズでしたが、重賞戦線では結果が出ず、古馬になってからは7戦して1勝のみで、それも今年1000万クラスに降級しての1勝だけという成績に終わっています。

ただ、ここ2走に関しては1600万クラスで連続3着と復活気配が感じられます。連続3着と言っても、11番人気、9番人気でのものなのでフロック視されることもあるでしょう。しかし、これまでの後方からの競馬とは打って変わって両レース共に先行して粘りこんでいることからも、ディープジュエリーの素質開花の前触れとも考えられます。

ディープジュエリーがデビュー後3連勝した3戦はともにあまりスタートが良くなく、出遅れることもありながら差しての3連勝でした。しかしここ2走は全く逆の脚質で結果を出しており脚質転換の傾向が見られます。スタートが良くなり、ようやく素質を出せる脚質でレースすることができるようになったとすれば、ディープインパクト産駒でもあるもともとの素質がいよいよ開花し始めてきたと見てもおかしくありません。

ちなみに、ディープジュエリーは2年前に第1回のターコイズステークスにも出走しておりますが、この時は2番人気で6着に敗れております。斤量は3歳馬ながら52kgでしたが、今回は51kgで出走となります。評価が下がったということで素直に喜べはしませんが、これはかなりハンデに恵まれたと言っても過言ではないでしょう。

という訳で、第3回ターコイズステークスはハンデに恵まれたディープジュエリーがここをきっかけに素質開花し、今後重賞路線で活躍する第一歩となるレースになるのではと思っています。