【フォワ賞結果2021】日本馬ディープボンドが逃げ切り快勝、凱旋門賞へ向けて好発進

12日(日)、フランスのパリロンシャン競馬場で行われたフォワ賞(G2、芝2400m)は、C.デムーロ騎手と初コンビを組んだ日本馬のディープボンド(牡4、大久保龍志厩舎)が逃げ切り、海外初戦でいきなり勝利を飾った。勝ちタイムは2分31秒82(良)。

レースは好スタートを決めると、ハナに立ちマイペースの逃げに持ち込んだ。道中はしっかり折り合って軽快に飛ばすと、最後の直線は余力十分に伸びて押し切った。1馬身半差の2着には、2番手を進んだL.デットーリ騎手のブルーム(牡5、A.オブライエン厩舎)が入着し、さらに1馬身3/4差の3着は、M.ヴェロン騎手のイレシネ(セ4、J.ゴーヴァン厩舎)が入着した。

日本馬によるフォワ賞勝利は1999年にエルコンドルパサー、2012~13年のオルフェーヴルに次ぐ4度目(3頭目)で、この2頭は凱旋門賞でいずれも2着に入っている。海外初戦を見事完勝し、日本調教馬による悲願の凱旋門賞制覇に向けて好発進を決めた。