【日本ダービー予想2018】皐月賞馬のエポカドーロ、過小評価は禁物か

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まず注目したいのは過去10年で8勝を挙げている皐月賞組(8-7-4-63)。今年も皐月賞から11頭の馬がダービーに登録してきました。

今年は1着にエポカドーロ(7番人気)、2着にサンリヴァル(9着)、3着にジェネラーレウーノ(8着)と波乱の決着となった皐月賞。展開面の影響も大きかったことから、人気上位だったワグネリアン(7着)やキタノコマンドール(5着)は、ダービーでも引き続き人気となるでしょう。

ただ、今年は皐月賞組よりも弥生賞から進めてくるダノンプレミアムが優勝候補の最右翼。他にも、毎日杯の勝ち馬ブラストワンピースは、G1のNHKマイルカップ2着のギベオンに2馬身差をつけて快勝しており、人気上位は濃厚。

これだけ他に強い馬がいるので致し方ないとは思いますが、今年は皐月賞組が薄れ気味。とは言え、7着に敗れたワグネリアンも弥生賞2着の実績からもまだ人気は落ちなそうですし、5着のキタノコマンドールもトップスピードの持続力が生かせそうな東京が舞台なら巻き返しも十分。この2頭に重い印を打つ方も少なくないと思います。

勝ち馬のエポカドーロは確かに展開が嵌った感はありますが、個人的にはダービーでも侮りたくない一頭です。近走の内容を振り返ってみると、3走前のあすなろ賞では逃げてペースに緩急をつけて後半も底を見せずに3馬身半差をつけて逃げ切り勝ち。2走前のスプリングSではゴール前でステルヴィオに交わされますが、2番手追走から抜け出してハナ差の2着と好内容です。ダービーは2400mとさらに長くなりますが、ハイでもスローでも出し抜けるペース適性の幅の広さを持ち合わせている同馬ならこなせる可能性は高いです。

ダービーは引き続き戸崎騎手とのコンビで参戦となりますが、皐月賞では後続をスローに落とし込む好騎乗が光りました。ダービーでもレースメイクできるかどうかがカギとなりそうです。いずれにせよ、過小評価は禁物したい一頭です。