【きさらぎ賞2019予想】先行力が侮れない穴馬、タガノディアマンテ

記事「【きさらぎ賞2019予想】先行力が侮れない穴馬、タガノディアマンテ」のサムネイル画像

例年少頭数のきさらぎ賞は、今年も8頭と少なめ。平坦な直線の京都1800mは先行馬が粘りやすく、実際に過去10年のデータ・傾向を見ても先行馬の成績が優秀です。スタート後の直線は約900mとかなり長めで、この頭数なら前へ取り付きやすいでしょう。

ということで、先行できて1800mでも粘れる馬を狙っていきたいところです。傾向的にはあまり穴馬が絡むようなレースではありませんが、今回は人気薄が予想されるタガノディアマンテを注目馬として紹介したいと思います。

前走のエリカ賞では先行策からしぶとく粘っての3着という内容。調教再審査明けで十分な仕上がりではない中であれだけ走れれば今回は前走以上の内容も期待できます。勝ち馬のエールヴォアが緩やかなペースを作ったことの恩恵もありますが、上がりのかかるスタミナ勝負で2000mをこなせた点も収穫。京都コースは新馬戦・4着以来となりますが、先行できて前走から1ハロン短縮という条件は十分魅力です。京都の1800mはスタート後の直線が長く、前半のペースはゆったりになりやすいため、タガノディアマンテ向きの展開となる可能性は高そうです。

今の京都は時計の掛かる馬場で、記事寄稿時点のレース当日の天気予報も雨となっており、力の要る馬場となる可能性もあります。タガノディアマンテの重馬場適性は未知ですが、父は道悪巧者のオルフェーヴル、兄弟には重馬場が得意なタガノトネール、タガノヴェローナ、タガノエルフなどがおり、力の要る馬場が得意であってもおかしくはない血統です。

鞍上は前走の秋山騎手から岩田騎手へと乗り替わりとなりますが、今年は滑り出しが順調の岩田騎手なら割引く必要もないでしょう。派手さはない馬ですが、ここは一発にも期待して馬券に組み込みたいと思います。