G1馬同士、夢の配合“カレン×カレン”

カレンと聞いた時真っ先に思い浮かぶ馬といえば、皆さんどの馬になるでしょうか?最近では昨年の春の天皇賞でキタサンブラックを苦しめ大穴でハナ差2着にまで食い込んだカレンミロティック。または牡馬相手に臆することなく見事短距離王者として輝いたカレンチャン。私はこの馬、ダイワメジャーの後継種牡馬としても期待のかかるカレンブラックヒルをあげます。

ダイワメジャーと言えば2歳リーディングでは例年上位にランクインしており、仕上がりの早さとスピード能力から特に2歳戦ではディープインパクト以上の活躍が見られる種牡馬です。その産駒でもあるカレンブラックヒルも、昨年から優駿スタリオンステーションで種牡馬入りしており、2年連続で種付けに来るリピータもいるほど人気の種牡馬になっています。産駒は父に体型も似たスピードタイプが多いということで、生産者の目論見通りの仔が生まれてきていることも評価の高さに繋がっているのかもしれません。

そして、種牡馬を持つオーナーならではの醍醐味とも言える所有馬同士の配合が実現しました。カレンブラックヒル、カレンチャンともにG1馬で短距離路線で活躍した馬ということで話題性はもちろん、スピードにも恵まれた仔を期待したいところです。

まずは無事に産まれてくれることが第一です。カレンチャンの初仔カレンスレイは今期デビュー予定となっています。今年の3月に骨膜炎の手術を施し、デビューは少し遅くなるというアナウンスもありましたが、具体的な日取りは未定なもののゲート試験までは無事に通過したようです。こちらも併せて要注目です。