岩手の長老は"あの名馬"と同い年

長老ということばがあります。人間に使うことばだと思っていましたが、どうやら馬にも使うことがあるようです。今日はそんなお話。

14歳馬と聞くと種牡馬ですか?と思いますよね。もしバリバリの現役、かつ中1週のローテもこなして勝ってしまう馬だったら驚きますよね。実在するんですね競馬界の長老が。

ご紹介しましょう。ビュレットライナーです。いかにも速そうな馬名をもらった同馬。血統・厩舎から見ていきましょう。

父サンデーサイレンス、母カウンテスステフィ、岩手・佐藤雅彦厩舎の管理馬です。

そしてなんと驚くなかれ、元中央馬。白老ファーム生産の期待馬でした。中央の未勝利戦で1勝しているんですね。当時はサンデーレーシングの勝負服で走っていました。今は佐々木雄二さん所有です。

ちなみにどの馬の世代かといいますと・・・まさかまさかのディープインパクト世代です。同じサンデーサイレンス産駒でも、悠々自適?に種牡馬生活を送るディープインパクトに対してひた走り続けるビュレットライナー。どちらが馬にとって幸せなのかは本人、いや本馬のみぞ知るといったところ。

ちなみにビュレットライナーはなんと2016年6月時点で戦績は163戦21勝。ディープインパクトを超えたといえなくもありません。さらに記録は続き、当然といえるご年齢ではありますが、現役最長のサンデーサイレンス産駒でもあります。確実に後が続かない記録だけに、ぜひ来年も現役バリバリで元気に走ってもらいたいものです。