【日本ダービー2022】イクイノックス、最も上がり目見込める

記事「【日本ダービー2022】イクイノックス、最も上がり目見込める」のサムネイル画像

ふっつけ本番で臨んだ皐月賞で2着だったイクイノックス。一冠目こそ敗れたものの、皐月賞の上位組で最も上がり目が見込まれるのがこの馬だ。「一番の目標は最初からダービー」と鞍上のC.ルメール騎手がコメントしているように、イクイノックスにとってはここが本番となる。

約6ヶ月ぶりの前走を叩かれた上積みは大きいはず。先週の日曜追いでは美浦の坂路で4F54.2-3F39.3-1F11.9の好時計を馬なりでマークし、合わせた古馬2勝クラスのミアマンテに1馬身先着した。前走の皐月賞も当週の日曜追いは美浦の坂路で追われ、4F55.9-3F40.5-1F12.7をマーク。水曜はウッドでルメール騎手を乗せて追われる予定となっており、臨戦過程は前走と全く同様だ。

しかし、内容は前走以上と言って良い。脚さばきはシャープで軽快、リズムも良く、時計も前走以上だ。タイプ的には動かすと動いてしまうタイプの馬で、体質の弱さもあるので、慎重なローテーション同様に追い切りの調整も1回1回の重要度が高くなってくる。そんな中でしっかりと前走以上の動きと時計を披露できたのは好印象。ここまで状態面に不安の色は全く見えない。

個人的には、前走で半年近くも間隔をあけた馬が今回は1ヶ月の間隔で使ってくるということで、状態面に関してはやや不安感を抱いていたが、この内容ならしっかりと叩かれた上積みが期待できそうだ。