JRA函館記念(2020)は前残り?激走期待の注目馬

データと傾向の分析動画でもお伝えしたように、同レースは波乱傾向が強く、各馬の評価が非常に難しい一戦です。ということで、今回は馬の能力以上に、馬場適性や脚質の相性などを重視して好走する可能性の高い馬を選んでいきたいと思います。

そんな中でも今回とくに注目しているのは、前走の巴賞を快勝したトーラスジェミニです。前走は好スタートを決めると迷わずハナへ行き、1000m通過61.0秒のスローに落とし、ラスト3Fは35.0でまとめて後続の追撃を許しませんでした。

6週開催になった点や、Bコース替わり2週目が影響してか今の函館は前残りが目立っています。今回もすんなりハナに行けそうなメンバー構成ですし、小回りの2000mも合いそうです。

過去の傾向を見ますと、巴賞の好走馬は函館記念で成績を残せていないのでデータ的には相性が悪いですが、不安材料としてはこの1点と疲れが溜まっている可能性が挙げられます。ただ、最終追いきりでは中1週でも強めの追い切りを消化できており、疲れを感じさせない動きを見せています。

2走前のエプソムCでも3着に逃げ粘っており、前走巴賞でOP初勝利と充実ぶりが目立っていますし、前残りの函館が舞台でメンバー的にも自分の競馬ができそうなここは無視できない1頭であると感じます。

ということで、今年の函館記念は逃げ馬候補のトーラスジェミニを中心視した馬券で勝負したいと思います。