夏の暑さよりもさらに熱い！？サマーシリーズ特集！

年々夏の暑さが厳しくなってきているような気がしますが、夏の競馬はそれ以上に熱い！競馬ファンにはおなじみ、サマーシリーズの2021もそろそろ折り返しです。

サマーシリーズとは、2006年に日本中央競馬会が創設した夏季競馬を盛り上げるための催しで、2006年にサマースプリントシリーズとサマー2000シリーズ、2007年に騎手を対象としたサマージョッキーズシリーズ、2012にサマーマイルシリーズが創設され、2021年現在この4つのシリーズがあります。

創設されたといっても、新たにレースが設けられたわけではなく既存のレースを各シリーズに振り分けた形ですが、報奨金が出ることもあり、毎年ひそかに盛り上がっているようです。

なお、中央競馬における「夏季開催」の扱いは6月第1週～9月第1週（年によっては8月最終週）となっていますが、サマーシリーズは6月中旬～「秋季開催」の始まる9月中旬の3か月をかけて行われます。

2021年のサマーシリーズの概要と日程は以下の通りです。

サマースプリントシリーズ

芝のスプリンターの素質をもつ競走馬が対象で、以下6つの短距離重賞競走（1000～1200ｍ）での成績をポイント化、総合ポイントが最も高い馬に5000万円の報奨金が贈呈されます。

6/13(日)函館スプリントステークス（GⅢ）／札幌競馬場、1,200メートル芝
7/4(日)CBC賞（GⅢ）／小倉競馬場、1,200メートル芝
7/25(日)アイビスサマーダッシュ（GⅢ）／新潟競馬場、1,000メートル芝直線
8/22(日)テレビ西日本賞北九州記念（GⅢ）／小倉競馬場、1,200メートル芝
8/29(日)キーンランドカップ（GⅢ）／札幌競馬場、1,200メートル芝
9/12(日)産経賞セントウルステークス（GⅡ）／中京競馬場、1,200メートル芝

サマー2000シリーズ

特に芝2000mに適性を持つ競走馬が対象で、以下5つの重賞競走（2000ｍ）での成績をポイント化、総合ポイントが最も高い馬に5000万円の報奨金が贈呈されます。

7/11(日)七夕賞（GⅢ）／福島競馬場、2,000メートル芝
7/18(日)農林水産省賞典函館記念（GⅢ）／函館競馬場、2,000メートル芝
8/15(日)農林水産省賞典小倉記念（GⅢ）／小倉競馬場、2,000メートル芝
8/22(日)札幌記念（GⅡ）／札幌競馬場、2,000メートル芝
9/5(日)農林水産省賞典新潟記念（GⅢ）／新潟競馬場、2,000メートル芝・外

サマーマイルシリーズ

特に芝1600m（マイル路線）に適性を持つ競走馬が対象で、以下3つの重賞競走と1つのリステッド競走の合計4競走において出走した競走馬の成績をポイント化、総合ポイントが最も高い馬に3000万円の報奨金が贈呈されます。

6/19(土)米子ステークス（リステッド）／阪神競馬場、1,600メートル芝・外
7/18(日)トヨタ賞中京記念（GⅢ）／小倉競馬場、1,800メートル芝
8/15(日)関屋記念（GⅢ）／新潟競馬場、1,600メートル芝・外
9/12(日)京成杯オータムハンデキャップ（GⅢ）／中山競馬場、1,600メートル芝・外

サマージョッキーズシリーズ

騎手が対象のシリーズで、サマーシリーズの全レース（計15戦）において騎乗した競走馬の成績をポイント化、総合ポイントが最も高い騎手に100万円の報奨金と副賞品が贈呈されます。

ポイントのつけ方を説明すると長くなるので割愛しますが、2021年8月6日現在、対象レースの約半分を終え、サマースプリントシリーズではオールアットワンス、ビアンフェ、ファストフォースが同点10ポイント、サマー2000シリーズではトーセンスーリヤとトーラスジェミニが同点10ポイント、サマーマイルシリーズではアンドラステとロータスランドが同点10ポイントでトップを争っており、サマージョッキーズシリーズでは鮫島克駿が20ポイントでトップ、第2位は川田将雅の17ポイント、続いて第3位が横山和生で13ポイントとなっております。

このあと、8/15の農林水産省賞典小倉記念（小倉競馬場）と関屋記念（新潟競馬場）から、サマーシリーズの残り8レース、各レースだけではなく大きな視点で夏競馬を見てみると、また違った楽しみがあるかもしれません。