【注目新馬】ノヴェリストの弟“マツカゼ”が札幌でデビュー!

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今年の新種牡馬はなかなか好調なスタートを切りました。仕上がりが早そうな短距離血統でもあるロードカナロアをはじめ、オルフェーヴル産駒もステイゴールドの血統だけにやや遅咲きかと思われていましたが新馬戦勝ち馬を出してきました。

そして、日本にとって非常に重要なのが、日本を席巻するサンデーサイレンス、キングカメハメハの血を共に持っていないドイツ血統のノヴェリスト産駒も勝ち星を上げているということでしょう。ハービンジャー産駒も芽を出してきていますが、その後もワークフォース、アイルハヴアナザー、そして今年のノヴェリストなど、やはり新しい血の導入は今後の日本競馬のためにも必要不可欠です。

そんなノヴェリストですが、弟が日本にいて、しかも今週日曜、札幌競馬場の新馬戦でデビュー予定となっていることをご存知でしょうか?

今週デビューするノヴェリストの兄弟馬は栗東・矢作厩舎所属のマツカゼです。父はウォーフロントのマル外になります。大型馬ということで、500kg前後で出走となりそうですが、性格がおっとりしているということで、デビューも忙しくない1800mを予定しています。母の父ラグナスも含め、日本の馬場への適性は未知数ですが、頼もしいのは兄ノヴェリストの産駒がしっかり結果を出してくれた点です。

以前「実は今、日本で旬なドイツで生まれた80年前の牝馬の血」の記事でもご紹介したように、日本の競馬とドイツの血統は縁が深いです。同レースにはバウンスシャッセの半弟で素質も噂されるフラットレーも出走を予定しています。デビュー前から気の早い話ですが先々は種牡馬入りまで目されるほどの血統馬ですので、マル外にしてマツカゼという純和風の個性的な名前ともども、ぜひ注目をしてもらいたい新馬戦です。