【春雷ステークス予想2017】実力拮抗の春雷ステークス、”穴馬”はフィドゥーシア!

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16日(日)に中山競馬場の10Rで開催される春雷ステークス。スプリンターズSと同じ中山の芝1200mで争われるオープン特別の1戦だ。しかし、今年はこのメンバーから秋のスプリンターズSに出走するような馬は見当たらず、オープンらしいメンバー構成となっている。

重賞2勝と実績的には一番優秀なアクティブミノル、前走が同じ中山1200mのカーバンクルS(OP)で3着だったオウノミチ、1400~1600mを主戦場としてきたトウショウドラフタは距離短縮で初の1200mに挑戦、芝1200mからダートへ転身したがまた1200mへ戻ってきたオメガヴァンデッタなどなど、どの馬も一長一短という感じで能力も拮抗している。10回走ったら10回とも違う結果になるのではないかというくらいに波乱のムードが漂う一戦だ。

こういうレースではなるべく本命馬は買いたくない。中山1200mは比較的ハイペースになる傾向になるが、余り人気薄に気分よく行かすとそのまま粘りこみ決まるケースもある。人気馬が先行してもゴール前二転三転し、最後の最後に穴馬が突っ込んでくるケースも目立つ。能力が拮抗している今回のようなレースではこういうケースが多々ある。

そうは言っても買い方は非常に難解なレースで、荒れるからと言ってただやみくもに穴馬を狙えば良いと言う問題でもない。個人的に穴馬として注目しているのはフィドゥーシア。前走は昇級戦での重賞初挑戦で京都牝馬Sに出走し、結果は最下位の18着だった。

最下位に敗ればしたものの、番手の積極的な競馬で直線までは粘っていたことからも見せ場は十分に作れた。さすがに相手が強かったが、今度のメンバー相手で距離も1ハロン短縮されるなら馬券に絡む可能性はある。5歳となり今年は引退も囁かれているが、ここらで一矢報いるのも一興。今回も前へ出す積極的な競馬で、今度こそ活躍に期待したい。