【フィリーズレビュー2025予想】混戦ムードのトライアル、実績馬か抽選組か?

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今週土曜の阪神メインレースには、芝1400mで行われる3歳牝馬限定のG2・フィリーズレビューが開催。牝馬クラシック第1戦の桜花賞のトライアルレースとなっており、注目度は高い一戦です。

過去10年のデータを見ると、1番人気から3番人気の馬が連対を外したことはありませんが、勝ち馬のうち5頭が8番人気以下の伏兵で、波乱の要素が強いレースといえます。特に2019年のノーワン、昨年のエトヴプレが大穴をあけており、3着にも人気薄が絡みやすい傾向が見られます。

3着までに桜花賞の優先出走権が与えられることもあり、抽選を突破した1勝馬にも十分チャンスがある一戦。ここ3戦でいずれも2番人気に支持されながらも賞金を加算できていないキズナ産駒のショウナンザナドゥは、今週の中山牝馬ステークスに有力馬として出走予定の姉・ミアネーロに続き、姉妹揃って結果を出したいところです。

また、坂井騎手でデイリー杯2歳ステークスを勝利しているランフォーヴァウは収得賞金2300万円、もみじステークスを制したリリーフィールドは収得賞金1000万円を確保しており、桜花賞への出走自体は可能な状況です。今回の参戦が叩き台なのか、それとも1400m戦を狙ったものなのか、取捨選択が難しい一戦となりそうです。

一方、人気が急落しているものの、モズナナスターは芝1400mなら巻き返しが期待できそうです。前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは15番人気ながら9着と健闘しましたが、さらに馬場が渋ればチャンスが広がるかもしれません。ファンタジーステークスでは、今回も対戦するダンツエラン相手にハナ差の2着に粘り込んでおり、人気薄の逃げ馬として一発の魅力を秘めています。

混戦模様のフィリーズレビュー。桜花賞へ駒を進めるのは人気馬か、それとも伏兵か。波乱の要素も含めて、見どころ満載の一戦となりそうです。