【宝塚記念2018予想】最終追い切り情報と評価

宝塚記念の枠順も発表され、いよいよ予想も大詰めの段階に入ってきた。先週に1週前の追い切り情報と評価を投稿したが、各馬最終追い切りを終えたということで今回は有力馬の最終追い切りの情報と評価を記していたいと思う。

サトノダイヤモンド(牡5)

1週前追い切りでは3頭併せで先着。全体では遅かったものの、終いは11.5秒と速かった。最終追い切りはチークピーシズを着用し、C.ルメール騎手の騎乗で栗東CW(重)で5F68.1~52.2~38.3~1F11.6秒。外のシロニイは相手にならなかったが、内のクライムメジャーとは最後まで競ってクビ差先着した。

終いの時計は良いが、全体時計が遅いので評価としてはそこまで。池江師が「最近は自分から動かないところがある」とコメントしているように、今回のように競る状況を作らないと動かないのは気がかり。以前はラストは必ず伸びてきてくれる印象が強い馬だったが、チークピーシズを付けていることからも、集中力が失っている可能性が高い。2週前、1週前の内容からも迫力は感じられず、追い切りの評価は全体的には低め。

ヴィブロス(牝5)

1週前追い切りでは3頭併せで先着。ここまで数もこなしており、1週前の時計も抜群だった。先週は福永騎手が跨ったが、最終追い切りは助手の騎乗で単走馬なりと軽めの内容。栗東坂路(重)で4F58.7~41.9~27.7~1F13.8秒。

CWでの調教は好内容だったが、坂路での最終追い切りは正直物足りない内容。友道師が「気持ちを競馬モードにするように坂路でサッとやりました。」とコメントしているように、負荷はそこまでかけていない。先週やりすぎて慎重になっている可能性もあるが、これまでが良かっただけに急落したのは気がかり。とは言え、海外遠征帰りでこれだけやっていれば全体的な評価は悪くない。輸送もあるので当日の馬体も見て慎重に判断したい。

キセキ(牡4)

1週前追い切りはM.デムーロ騎手が跨がり、折り合いに専念する大人しい内容。2週前も目立ったような内容ではなかった。最終追い切りでは助手の騎乗で単走。CW(重)で5F65.0~51.2~38.6~1F12.3秒。終いは強めに追われたが、ハミを取ろうとはせず、迫力のないままゴールした。

テンションが高くなりやすい馬だったが、ここ最近の調教はかなり大人しい。それでも見た目以上に時計は出ているので、評価が難しいところではある。前走の日経賞でもそこまで状態が上がってきたという印象は無かったので、最終追い切りでの走りが気になっていたが、この内容では評価は上がらず。

パフォーマプロミス(牡6)

1週前追い切りは戸崎騎手が跨がり、CWで併せ馬。クビ差で遅れてはいるが、速いペースでも脚色は乱れず、追われた時の脚元も力強かった。最終追い切りでは朝一番に入り、助手の騎乗で単走馬なり。CW(重)で6F86.2~69.3~53.3~39.0~1F12.3秒。最後まで馬なりでリラックスした様子。

全体時計は遅いが、終いは馬なりで12.3秒ならまずまず。この馬は最終追い切りは近走は軽めでも好走しているので、今回の内容も特別問題はない。走りがダイナミックなので時計以上に良く見えるし、久々を使った上積みも見込めそうだ。

ダンビュライト(牡4)

1週前追い切りは武豊騎手が跨がり、栗東坂路で同厩舎のミッキーロケットと併走。海外帰りでも余裕はありそうな気配だった。最終追い切りでは松若騎手が騎乗し、ミッキーロケットと併せ一杯。栗東坂路(重)で4F51.1~37.0~24.4~1F12.5秒。外ミッキーロケットに1馬身ほど遅れた。

ミッキーロケットに先着を許している点は残念だったが、時計は重い馬場を考えれば優秀。強めに追えていて、2週連続51秒台を叩き出しているのも高評価。音無師は「今週で3本追い切れた。前走は馬体が減り過ぎていた(14キロ減)が、今はすっかり戻っている」とコメントしていることからも、強めに追える状態に戻ってきていることが伺える。状態は良さそうだ。