【オークス予想2017】傾向データから”本命馬”を導き出せ!

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いよいよ今週21日(日)は東京競馬場でオークスが開催!今回はオークスの過去10年の各種データを見ながら、本命馬に最適な馬を探していきたいと思う。

まず初めに「人気」の傾向を見てみると、1番人気が[3-3-1-3]、2番人気が[1-3-1-5]と人気サイドが強い傾向が目立つ。昨年も1番人気のシンハライトと2番人気のチェッキーノがワンツーフィニッシュで入着していることからも、実力通りに決まりやすい傾向が強いと言えるだろう。今年のメンバーだと桜花賞2着のリスグラシュー、同競走3着のソウルスターリングの2頭が人気を分け合うかたちとなりそうだ。

今年の春のG1は、キタサンブラックが出走したレース以外は比較的波乱な決着が多く、穴馬を狙ってみたくなる気持ちになってくる人も少なくないだろう。しかし、オークスはオッズ的な傾向としては50.0倍以上の馬は[0-0-0-63]と割引きが必要なデータとなっており、大きく荒れることは少ないレースである。

コースは4つのコーナーに加えて直線も長い東京の芝2400mが舞台となる。「脚質」の傾向を見てみると、逃げ[0-1-0-9]と先行[0-1-1-34]から勝馬が出ていないのに対し、差し[8-5-9-62]と追い込み[3-2-0-43]は勝馬、連対馬ともに他の脚質を圧倒している。母数の多さを加味しても、やはり差し・追い込みが圧倒的に好走率が高い。今年の人気上位だとリスグラシュー、アドマイヤミヤビ、モズカッチャンあたりが脚質的には当てはまりそうだ。

次は「前走」データ。前走重賞組が中心となるが、中でも桜花賞組[8-5-4-64]とフローラS組[1-4-4-32]は強い。前走の着順データを見ると、2着内だった馬が[5-7-6-17]で、3着以下は[4-2-3-81]となっている。桜花賞で2着内だった馬は好走する可能性が高いのではないだろうか。

データ的に”買い”なのはどの馬なのか?!

ここまでをまとめてみると、1,2番人気の馬で、差し・追い込み馬で、桜花賞で2着内だった馬が好走する可能性が高いということになる。まぁ桜花賞で2着内に入れば必然的に1,2番人気に推されそうなので当たり前すぎる傾向という気がしなくもないが、とりあえず今年のメンバーでこれに当てはまるのはリスグラシューしかいない。

もう少し込み入ったデータで、前走桜花賞で負けた馬で0.0~0.1秒の馬は[2-1-0-1]というデータもある。リスグラシューは勝馬から0.1秒差の2着。同じハーツクライ産駒で2014年のオークスを優勝したヌーヴォレコルトがいるが、この馬も前走桜花賞で勝馬と0.1秒差の3着に敗れており、オークスで巻き返しに成功している。

ハーツクライ産駒という血統については、オークスに限って見るとヌーヴォレコルトの1頭のみ。サンデーサイレンス系でくくってしまえばデータ的にはまぁ良いのだが、血統的にはディープインパクト産駒の方が[3-3-3-14]と優秀である。

ディープインパクト産駒は今年はブラックスビーチフローレスマジックの2頭のみ。ここを狙ってみるのも面白そうだが、前走スイートピーS(OP)を勝ったブラックスビーチは、スイートピーS組の成績が[0-0-1-24]と買いづらいデータがあり、前走フローラS3着のフローレスマジックも、前走G2・G3で3着以下が[0-1-1-23]と、血統以外のデータはアテにしにくい部分がある。

まぁ、あくまで1つのデータが都合悪かっただけで、ブラックスビーチについても前走OPの1着が[2-0-0-16]という買えるデータもしっかりあるし、フローレスマジックもフローラS組[1-4-4-32]の成績が良いし、良いデータも探せばある。

またリスグラシューに話を戻すが、色々なデータがあることを踏まえた上でも今年はリスグラシューにとって全体的に良いデータが集まっている印象がある。今年の春はデータやジンクスを裏切るレースが目立っているのでデータをアテにしすぎるのもあまり良くない気もしなくもないが、例年通りの傾向なら今年はリスグラシューが本命には最適と言えるだろう。