【若駒S予想2018】少頭数の出世レース。偉大な先輩、そして父に続けるか?

記事「【若駒S予想2018】少頭数の出世レース。偉大な先輩、そして父に続けるか?」のサムネイル画像

今週土曜京都10レースで開催される若駒ステークスは、例年あまり頭数の揃わないながらも、大物を多数輩出しているレースです。過去5年でみても、ダービー馬マカヒキがここから飛躍、さらにその父ディープインパクトもここをステップにクラシック3冠制覇を成し遂げました。

今年も登録時点で10頭、エルティグレが両睨みにしていた若竹賞を選択したことで、全9頭とやはり少頭数での開催となりました。注目はやはりマカヒキと同じく新馬戦勝利からここに挑むディープインパクト産駒。今年は有力馬2頭を送り込んできました。

まずは国内繁殖牝馬の中でも有数の安定感を誇るクロウキャニオンの仔・フォックスクリーク。オーナーもマカヒキ同様金子真人HD所有ですが、厩舎はいま勢いに乗っている中内田厩舎所属になります。デビュー戦から3ヶ月のスパンを明けて登場。鞍上はデビュー戦に引き続き川田騎手でエントリーしてきました。

続いて、セレクトセールでは2億6千万円の超高額馬ということでも話題になったスーパーフェザー。重圧を跳ね除け見事に新馬戦を勝利しましたが続く2戦目はどうなるか。こちらも3ヶ月弱の休養明けで、鞍上もデビュー戦からM.デムーロ騎手が継続騎乗となります。

1戦1勝で挑むのがこの2頭のみで、他は3戦以上場数を踏んでおり、キャリアやレース間隔で言えば不利とも言えますが、想定では1, 2番人気を分け合う形になりそうな両頭です。たしかに出世レースと言ってもよい若駒ステークスですが、2着馬には適用外とも言えるため、験担ぎやジンクスではないですがとにかく勝利の欲しいレースです。特に、重賞ではないため1勝馬がクラシックを目指すローテーションを組む上では本賞金はノドから手が出るほど欲しいことでしょう。

川田騎手は同じ中内田厩舎から最優秀2歳牡馬に輝いたダノンプレミアムの主戦であり、デムーロ騎手も強力なお手馬を多数抱えた状態でクラシックに挑むことになるでしょう。このレースの行方が今年のクラシックにどう左右するか、父や先輩を超える大物となる片鱗を見せることができるか、はたまた過剰人気で終わるか、注目のレースです。